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テレサからニコルへ「アノニ、ワタシ、テレサッテナマイソキジャナイ」

投稿日:2016年7月24日 更新日:

teresa

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♀「はじめましてテレサで~す💛」

♂「お、あなたにピッタリな素敵な名前ですね」

♀「umm・・・・」

人生の荒野の真っただ中で私はテレサというフィリピーナに出会った。

その関係性上、詳細については次回のモトボサツブログ座談会で暴露させて貰いたい。

テレサという名前。

実は本人にとって極めて好ましくない。

出来れば今すぐ役所に行って名前の登録を変えたいとさえ思っている。

 

「アノニ、ワタシ、テレサッテナマイソキジャナイ」
※和訳:私、テレサって名前好きじゃない

「なんで?」

「まるでLOLAみたいダカラ」

 

ロラとはタガログ語等の現地語でお婆さんの事だ。

要するに今どきじゃないのだ。

テレサという名の由来。

それは495年前に遡る。

1521年、マゼランがセブへ上陸した。

フィリピンはそれを皮切りにスペインに骨の髄まで侵略されそれまでの文化風習がほぼ上書きされた。

マインドコントロールの雄、宗教。

色と欲さえ超える支配力。

土人文化は完全にカトリックという制御装置に操られる事になる。

名前の付け方にも影響を与えた。

Saint Teresa(聖人テレサ)
teresa01

テレビなどのメディアの無い時代のアイドルやヒロイン等のカリスマは宗教。

国民的ヒロインだったに違いない聖人テレサ。

彼女にあやかる有難い名前。

考える事の嫌いな親達は自分の娘にテレサと名付けまくった。

400年前の名前が未だに実用的に使われるフィリピン。

 

セブの田舎の子に多い中世的名前の典型例

JUANITA ワニタ

ANITA アニタ

CLARA クララ

最後のスペルがAで終わるのが特徴。

 

日本で400年前といえば戦国時代末期から江戸初期に相当する。

ieyasu

そりゃもう気が遠くなる程の昔話だ。

しかし、フィリピンの場合、文化や思考パターンが当時からほぼ変化していないと言われる。

 

【文化経済の発展チャート図】

chart

 

宗教によるコントロールの根強さはハンパない。

スペイン時代に築かれた文化風習の引力が人々の変化を容易に許さない。

そんな堅牢な古い壁をぶっ壊しているのがアメリカのチャラチャラ文化。

その方向性の良し悪しについては専門家に任せるが、古いスペイン時代の風習に革命をもたらしている。

現代的名前ランキング

左が女性で右が男性。

1
12
0.89 %
Nicole
1
6
0.45 %
ian
2
8
0.59 %
Patricia
2
6
0.45 %
mark
3
7
0.52 %
Kim
3
5
0.37 %
John
4
7
0.52 %
Maria
4
4
0.30 %
Joseph
5
6
0.45 %
kate
5
4
0.30 %
kevin
6
6
0.45 %
Marie
6
4
0.30 %
Jake
7
6
0.45 %
Sarah
7
3
0.22 %
edenjevy
8
6
0.45 %
Bea
8
3
0.22 %
Kyle
9
6
0.45 %
angelica
9
3
0.22 %
Christopher
10
5
0.37 %
grace
10
3
0.22 %
Jeff

 

フィリピンのローカル芸能人からの影響が強い。

人気NO1だったテレサはニコルに変わった。

しかし変わらないのは人々のマインド。

自分でクリエイトしない。

宗教的ヒロインから芸能人へ。

常に偶像を求めている。

日本の芸能人の名前もそのうち入っているのだろうか?

いやそれは無いか。。。KTVの源氏名ならあるが

もしあるとしたらコリアン?

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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