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日比フランチャイズ対決 吉野家 VS マンイナサル

投稿日:2016年12月22日 更新日:

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日比フランチャイズ対決

セブのSMシティーに吉野家がオープンした。

フィリピンで大人気チェーンMang INASALの隣という絶好のロケーション。

まさにフィリピンvs日本のフランチャイズ店対決だ。

食に対し物凄く保守的なフィリピン人はフランチャイズ大好き。

ジョリビーをはじめとするお馴染みの店にしか行かないとっても過言ではないレベルだ。

このマン イナサルというチェーン店は2003年、あの良妻の産地イロイロで産声をあげ、今やジョリビーと引けを取らないほどフィリピン中に繁殖しまくっている。

▶良妻の産地イロイロに関してはこちらの記事をご覧ください

店外席まで人が溢れ出すイナサルの人気に比べ、まるで開店前の店のように客の姿が全く見えない吉野家。

まだオープンしたばかりなので、認知度が低いという言い訳は通用するのだろうか?

別世界ともいえる店の境界から望む集客の差が痛さを通り越してかえって清々しい。

マン イナサルのレジから連なる物凄い数のフィリピン人客。
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何がそんなに保守的な人々の心を捉えて離さないのか?

★★ライス食い放題システム!

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この筒形の容器を抱えたスタッフが店内を練り歩き、希望者にもれなく配給する仕組みだ。

★★さらに、キナモットと呼ばれる手で食べる伝統的スタイルを推奨している。inasal7

焦げた肉とライスとアイスティーが三種の神器。

この組み合わせはどうやら中毒性があるようだ。

私も嵌りかけたことがある。

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腹が満たされれば良い価値観の中でサラダみたいな微妙なものは一切ない。

満腹中枢レッドゾーンまでベタ踏みだ。

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この荒稼ぎするマンイナサルと閑古鳥鳴く吉野家。

もし、フィリピンでフランチャイズに乗ってビジネスするならどっちのほうがお得か?

 

それぞれのフランチャイズ加盟条件比較

緑:マンイナサル オレンジ:吉野家

【加盟料+保証金】
160万ペソ
225万円(102万ペソ)

【契約有効期間】
7年
5年

【上納金】
利益の5%
総売上高の3%

【広告宣伝費】
利益の2%
総売上高の1%

【事務手数料】
7~8万円

【店の改装】
450万~500万ペソ

結局幾らあればスタートできるのか?

イナサルの開業資金として1200万ペソ~1400万ペソ。

吉野家は500万円(227万ペソ)。

フィリピンと日本の有名フランチャイズの条件を比較してみて分かりやすいのが、フィリピンのフランチャイズは物凄く強気だ。

その理由は独占的で競合が少なく、さらにフランチャイズ加盟は一種のステイタスであり、高価であればあるほど、所有欲を擽るのかもしれない。

吉野家の契約5年に対しイナサル7年。

つまり、7年間逃げられないということだ。

上納金の設定がまた絶妙。

日本に比べて家賃や人件費の安いフィリピンでは利益に対する上納金は実に切ない状況。

一般に吉野家のフランチャイズオーナーの手元に残るのは600万円にも満たないという噂。

すき家のようにワンオペさせるオーナーの気持ちも分からんでもない。

さて、フィリピンの高飛車フランチャイズだが、どこまで利益が出ているのかモトボサツ現在調査中。

13:23 2019/07/16

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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