デング熱、日本脳炎 未分類

最後のデング熱 セブ島闘病日記 格差社会の象徴 個室と大部屋

投稿日:2016年9月24日 更新日:

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私がお世話になったのは半年ほど前に完成した真新しい病院。

UCMed。

セブで最大規模の学生数を誇るUniversity of Cebuの大学付属病院。

以前からレベルは微妙だがとにかくナースの排出数では群を抜く数として定評がある。

ブランドのCDUに比べ学費が安く、CNUと比べると入学要件が甘い。

そんな感じでここ20年来ビジネス的にかなり成功している大学の一つであろう。

なぜUCMedにしたかといえば家から一番近かった。

直線距離にして2キロ前後か?

そして真新しいのでなんとなく良い予感がする。

ところで、この付近はこれからどんどん開発の進むセブ市街地東部に位置する。

といってもセブ全体がいっきに開発が加速している状況なのでどこがどうと具体的にいっても街全体がガチャガチャしていると言えばそれまでだが(汗

セブの産業といえば観光だったが今は断然コールセンター。

2011年以来、世界一の売り上げを誇るフィリピンきっての産業の担い手だ。

UCMedのある付近も一大コールセンター地区となるらしい。

24時間シフトのコールセンターがやってくると街になる。

ということはフィリピン中がコールセンターとなる将来を見越すとランドバンキングの余地だらけということか?

固い話は置いておいて、今回はお世話になったUCMedの施設に関して記録しておきたい。

階級社会フィリピンの病院はとても分かり易い。

グレードが経済状況の合わせABCDと別れている。

 

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wordとは大部屋の事。

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ただ単に大部屋で落ち着きが無いばかりでなく扇風機が24時間回っておりせわしない。

他の患者からの院内感染の可能性の高さを強く感じる。

個室の方が良いと一瞬で分かるしくみだ。

私は2番目のスタンダードをチョイス。

ていうかそれが恐らく日本人が耐えられるレベルのボトム。

あとは単に無駄に広かったり革張りのソファーになったりするだけ。

下手にファミリーサイズとか選ぶとファミリー達が押し寄せてきて、住みついてしまうのが目に浮かぶフィリピンライフ。

窓からの風景。

そういえばただ空を眺めたのは何年ぶりか。。。

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向こうに見えるマクタンコルドバ地区。

自由を失ったモトボサツ。

行きかう船に思いをはせる。

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ここは早朝や夕方に緑のラバー部分を散歩する患者がわりと多い。

私はそんな元気ゼロだったが最終日に散歩してみた。

dsc_0026この10日間は正に闘病生活だった。

飯をほぼ食わずのた打ち回っていたので10日間で4.5キロ痩せた。

そういえば離婚のときの減量ペースと互角。

私は痩せた時に人生が変わる。

いや痩せるほどの苦しみの中から人生が変わったという方が正しいか。

せっかく拾った命。

少しモトボサツ風にカスタマイズして別の生命体として再生したいと思う今日この頃。

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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