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【ざるの惑星】ハードボイルド事件 残念すぎるフィリピンあるあるトップ10

投稿日:2017年7月11日 更新日:

私のささやかな朝はセブイレブンのハードボイルドエッグ(13ペソ)から始まる。

怪しさ満点のロシアンルーレット卵の中から大丈夫そうなものを五感を総動員して選び出す作業に朝っぱらから能力をフルに使ってしまう。

朝はセブンイレブンにとって最大の書き入れ時。

しかしながら釣銭が無いと言う理由でせっかく来た客をドヤ顔でリジェクトしていた。

私の前にいたショパオ(肉まん)を抱えた男は何と大胆にも1000ペソから払おうとしている。

もちろん即殺。

スタッフからは”すんません”の一言もない。

なぜならお釣りが無いのは店の責任というより偶発的に起きた自然災害みたいなものなのだ。

ここでは釣銭を用意していない店が悪いのではなく、釣銭の出ないように用意して来なかった客が悪いという優劣が成立する。

私は13ペソの卵を買うのに小銭袋をドサっとカウンターへ出した。

数えてみると10ペソしかない。。。

小銭の無い庶民はセブンイレブンで買い物が出来なかった。

その朝、私を含め買う気があるのに店からリジェクトされた不遇な客は何人いたのだろうか?

機会損失大国フィリピン。

機会損失とは英語でchance lossと呼ばれ、買いの需要があるにもかかわらず売り手のミスにより儲け損なう事を言う。

株やFX等の投資用語として盛んに使われてきたが、フィリピンライフでは生活全般に該当してしまう。

1mmの機会損失も許さない日本とは対照的なザルの惑星フィリピン。

そもそも売り手が機会損失している事すら気が付いていない可能性が高い。

分かり易い程に残念過ぎる国だ。

 

【残念すぎるフィリピンあるあるトップ10】

その1 常時17℃に固定設定のエアコンは南極の様に冷え、温度調節のためにドアを開ける。

エコなど100万年早いこの国では寒いとドアを開け外気で中和する。

そしてトゥグナウ(寒い)と言いながら、上着を着て調整しようとする。

南国なのにユニクロのダウンジャケットが売れる理由がなんとなく分かる。

テロ並みの反エコ体制な国だ。

経費ダダ漏れをちょっと防ぐだけで利益率は上がりそうだが、複合的な要因によりそうは問屋が卸さないのだろう。。。

 

その2 ジョリビーで朝8時にポテトを切らし客が悲しそうに店を後にする

主力アイテムであるポテトが朝っぱらからアウトオブストック。

他のジョリビーに行ったところで、そこでも連チャンで切らしている可能性があるからこの国は刺激的だ。

食材が底をつく前に仕入れを行うなんて超ウルトラCの難易度。

ストックが無くなって初めて「ホロットナ!」と言いながらようやく買いに行くのがフィリピンスタイル。

 

その3 レストランのメニューは品切れ続出

一生懸命選んだあげく、悪びれもなく堂々と「Not Available Sir」とか言われるとこっちが変な人みたいな気になるので不思議だ。

欲しいものに限って欠品率が高い。。。

 

その4 電話しても出ない

せっかく店を予約しようと思い、書いてある電話番号へかけても誰も出ないことが多い。

それもそのはず、電話がガンガンなっていてもガン無視しているスタッフをよく見かける。

担当者じゃないと電話に出ない割り切り方が非常に羨ましい。

とっくに電話番号が変わっているのに、古いのを載せ続けているケースも多い。

 

その5 店に入ると迷惑そうな顔をされる

笑顔が素敵なフィリピン人は仕事すると不機嫌になる?

仕事中youtubeドラマ観て楽しんでいる最中に客が入ってきたらそりゃウザいだろう。

心の底から面倒臭そうにふて腐れて対応する様子は清々しささえある。

高級リゾート五つ星ホテルしか知らずにホスピタリティー溢れるフィリピンとか言ってるうちが花だ。

 

その6 そもそも店に人がいない

ショッピングモールとかで飲み物を買おうとブースへ行ってみると誰もいない。

日本のように「13時に戻ります」とかいうアナウンスは見たことが無いし、もし有っても戻って来ないだろう。

盗難の多いフィリピンだが、無防備過ぎるという事も要因の一つだろう。

 

その7 スタッフが突然辞めるので次が見つかるまで閉店

テキストでいきなり「今日辞めます」って平気で送りつけてくる衝撃的事実。

辞める一月前には退職願いを出すというルールがあってもガン無視。

携帯電話は基本的にプリペイドなので、都合が悪くなったらトカゲのシッポ切りのように音信普通になる。

 

その8 店の商品を食う

店の食材を食う、または持って帰って転売なんて朝飯前。

人件費の安さはリスクの裏返し。

一回空港で150ペソするケーキを無造作に食らうスタッフを見たことがある。

品切れの犯人は。。。

 

その9 在庫探すの面倒なのでwala(ない)と言って客を追い返す

自分が地軸であるフィリピン人達は、自分が知らないものはきっぱり無いという。

気が向けばDouble check(再確認)と偉そうな顔で恩着せがましく動くのだが、初めてチェックするくせにダブルとはおこがましいにも程がある。

 

その10 釣銭ない攻撃

釣銭がない店がスタンダード。

セブンイレブンのハードボイルド事件はその象徴。

小銭が無いから売れないとは本当に残念すぎる店が多い。

残念過ぎるフィリピンあるあるトップ10。

一つでもあるあると思っていただけたら幸いです。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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