カルチャーショック

【カントリーリスク】アヤラ大火事でわかるフィリピンらしさ「保守点検とか大嫌い」

投稿日:2018年1月8日 更新日:

1月5日金曜日午後9時半ごろ、アヤラにあるガイサノメトロ(デパート)の3Fから出火。

火は燃え広がり、翌日の午後になっても鎮火せず黒煙が延々と立ち上った。

野次猿と避難者が混在し、混沌極まる。

 

セブに住む方からこんなメッセージもあった。

昨晩Metroからの出火でコンドミニアムから退去させられてしまい、未だに戻ることが出来ません。

フェイスブックではこんなメッセージも見かけた。

24時間以上経っても、デパートは炎をあげて燃え続けています。
近所なので今夜はコンドの用意してくれたホテルに避難。。。

実は、出火した5日の20時頃、ティムの友人M子とセフレ男と4人で飲む場所として、私はアヤラ新館Socialを提案したのだが、ティムの強硬な一声でマルコポーロのブルーになった次第だった。

今までどちらかというと私よりよりティムのチョイスの方が正しかった気が多い。

 

流石嗅覚に優れた半野生のメスライオンだ。

近隣の市から応援に駆け付けた多くの消防車。

休日出勤でダブルペイよろしく!

山間の霧のように視界は真っ白に覆われるアヤラ付近。

自業自得にも煙で咳き込む野次猿たち。

そうしていれば低い鼻が少し高くなり一石二鳥?

鎮火が遅れた主要な要因として、スプリンクラーが作動しなかった可能性があるようだ。

ロナウド・オルベタ(BFP-7)中央防空壕防災局副局長と地上司令官は、メトロ・アヤラのスプリンクラーと火災警報機は機能しなかったという報告を受けたと述べた。

肝心な時に役に立たないフィリピンあるある系トラブル。

2015年6月、アヤラの映画館でスプリンクラーの水漏れが原因で天井が落下した事故があった。

関係ない時に水浸しになるのに、火事の時一滴も出ないなんて。。。

フィリピンのリスクはここだ。

日頃のメンテがいい加減過ぎるので、いくらオカニをかけて最新のシステムを導入しても終いにはフィリピンクオリティーに落ちてしまうのだ。

これとよく似た問題が停電の時に稼働するジェネレーター。

うちはジェネレーターがあるから停電でも問題ないと言いながら、いざ停電になってから初めて壊れていることに気が付くケースも多い。。。

何事も結果論のフィリピンは幸福度世界第三位らしい。

その要件は、過去と未来の事を考えず今を楽しむ事だろう。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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