さて、今回はチャンポンの真実について語らせてもらおうかな。
長崎といえば真っ先に思い浮かぶのがチャンポンだろう。
観光客からどの店が一番おいしいですかと聞かれると立場によって答え方が違う。
旅行会社の添乗員「江山楼ですね」
長崎市役所の観光課「四海樓ですね」
地元の人「リンガーハットたい」
実際、私が長崎に住んでいた時はすでにリンガーハットは定番だった。
餃子セットとか菩薩レベルで地元民に愛されていた。
中華街の江山楼とか行くと価格カルテルで決まっているのかチャンポン1杯1500円で統一されている。
リンガーハットの二回分に相当する。
地元民でわざわざ観光ブックに載っているような高級店にチャンポンやりに行く人はほぼ居ない。
チャンポン行くなら普通リンガーハットとなっている。
前回の帰国時、リンガーハット1号店の前を通った。
1号店とは思えない普通すぎる雰囲気。
もっと偉そうにしてもいいのではないだろうか?
日本を代表するフランチャイズ店にまで発展を遂げたリンガーハット1号店はかなり辺鄙な場所にある。
長崎市から諫早市へ抜ける国道34号線。
今では「長崎ちゃんぽん」という名前で定着しているが、昔は「長崎ちゃんめん」という微妙な名前でデビューした。
当時小学生だった私は「ちゃんめん」というチャラい響きに一発屋で終わりそうな儚ささえ感じたものだ。
しかし、たまたま山口県でちゃんめんという名前の店が既に有ったので訴訟になり負けてしまった。
そして仕方なく長崎ちゃんぽんに変更したのだが、もし訴訟に負けていなければ長崎ちゃんめんという店が全国に広がっていたのだ。
現在は、全国に600店舗以上、海外は米国、香港、タイへ出店している。
日本人は野菜食べれば健康になるとか長生きするという概念を刷り込まれているので、野菜たっぷりという表現に弱い。
リンガーハットがこれまで生き残れてきたのはまさにここだろう。
フィリピンには来ないだろうな。
なぜならフィリピン人は野菜たっぷりと聞いただけで逃げ出すのだ。
この記事を書いている間にさっそく野菜たっぷりのリンガーハットが懐かしくなった。
次回の帰国の際にはぜひ1号店で記事を書いてみたい。
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