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駐在妻のブログファン|ボサツブログはフィリピン生活における解毒剤らしい

投稿日:2019年1月15日 更新日:

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女性のブログファン

先日「うちの妻がボサツさんのファンなんですよ」と意外な事を告げられちょっとビックリしてしまった。

私の書く内容はキラキラした海外生活模様ではなく、どちらかといえば赤裸々で泥くさいフィリピン丸出しな暴露記事が多い。

日系企業駐在員の妻にとって私のブログは解毒剤代わりになっているのか?

フィリピンに住む日本人は私のように自己責任的に住む人以外もいれば、会社命令で仕方なく赴任する日本人も数多くいる。

たとえば駐在員の場合一般的に在住者の頂点扱いを受け、会社が用意してくれた社宅と運転手やメイドもそろっていたりするのだが、傍らから見るほど快適な生活ではないようだ。

私の知人の駐在員の場合、ドライバーはアヤラに迎えに来てといえばSMへ向かうし、メイドは相変わらずちょろちょろ家の物をくすねる。

注文した洗濯機が配達予定日の指定時間を過ぎても到着せず、その日ずっと待っていても結局配達されなかったというケースはフィリピンあるある。

住んでいるコンドミニアムの管理事務所もノラリクラリな感じで、ヘルプして貰いたくて事務所に電話をしても全く応答しない。

先日、知り合いの駐在員が日本へ帰国することになった。

だいたい3年位と言われていたのだが、まだ1年残っている。

「うつ」になったらしい。

以前会ったときよりも随分とやせ衰え、疲れた表情で常に遠くをボーっと見つめる。

彼の働く日系の某会社は現地の中ではわりと大きく、日本の給料以外に現地手当も付き、社宅もドライバーもメイドもいて、さぞかし豪勢な生活が出来るんだろうなと羨ましいような気がしたのだが、本人の中では左遷組の意識が高い。

 

「会社からフィリピン駐在って言われた時、いっそ転職しようかと妻と真剣に話んですよ」

 

中国とフィリピンに工場があり、中国へ行けば未来は明るく、フィリピンはその逆という位置づけだそうだ。

普通はフィリピンで生活すると私の様に体重増となってしまうはずだが、ストレスで健康を害しやつれ果ててしまう駐在員も多いようだ。

3年という期間はギリギリのラインを想定したものかもしれない。

私が若いころ働いてた某ゼネコンで同じ長崎出身の先輩がインドネシアの駐在となった。

彼は地元の長崎大学の工学部を出て就職したのだが、日頃から英字新聞を読み、優秀な技術者として将来を嘱望されていた。

海外勤務は彼の力量を試す絶好のチャンスとして本人も強く望んでの事だったが、1年足らず強制帰国。

周りはノイローゼと呼んでいたが、話を聞くと完全に「うつ病」だった。

現地で何があったのかはよくわからないが、帰国後すぐにISO対策室という定年退職間際の人が行くショムニみたいな部署に異動になり、そのあと実家の米屋を手伝うと言って退職してしまった。

 

3K3Gは危険要素

フィリピンでうつになりやすい要素

 

3K「生真面目、几帳面、協調性重視」
3G「頑張り屋、義理堅い、頑固」

率直に言って、フィリピン人を観察しているとわかるが、3K3Gに1㎜も掠らない。

風が吹いたら遅刻して、雨が降ったら休む。

ちょい悪ボサツ
これ月曜までにやっておけよ
Ok sir

そして、月曜日になっても終わってない。

ちょい悪ボサツ
月曜までにやっとけって言うたやん!
I was busy Sir

毎回クビ絞めたくなるけど、悪びれることなく自由奔放なワーカーに対し下手に動くと労働局へ駆けこまれてもっと厄介なことになる。

日本からは日本のペースで仕事の指示がやってきて、煮ても焼いても食えないフィリピン人ワーカーはこんな感じ。

アウェイな環境で心の摩擦を繰り返し孤軍奮闘しているうちに深い孤独に陥る。

会社は中間管理職の彼を助けないどころかフィリピン人側の肩をもつ。

 

厳し過ぎて付いてこない、もしくはナメられる

日本とフィリピンは人生の目指すベクトルが真逆。

人生を貪欲に楽しむフィリピンとサービス残業に代表される「自己犠牲」が美徳とされる日本の伝統的な価値観。

そもそも両者に互換性があるわけがない。

会社内でクリスマス会を盛大にやりたいフィリピン人ワーカーに対し「経費の無駄」と一蹴してしまう日本人。

私も日本人なので、企業内でのクリスマスパーティーに100万円とか使うなんて「超アホ臭い」と心の底から思う。

しかし、フィリピン人は日本人のマインドを見て「ネホンジン シアワセニ ナレナイダカラ」と言うのだ。

かといって、キャツ等のやりたいようにやらせておけば一気に無法地帯な動物園と化してしまうだろう。

このさじ加減は完璧を美徳とする日本人にとって非常に難しいバランスだ。

フィリピン生活の心得

  • 約束とは、人とするものではなく、自分とするもの
  • むかつく人との出会いは、自分の器を大きくするチャンス
  • 神様は、苦手な人に変身して、あなたの前に登場する
  • 相手にも自分にも、完璧を求めないこと

さいごに

特にフィリピンでは”自分にも完璧を求めない”という部分が大切な気がする。

配達が来ないというストレスから少しだけ開放されるには「どうせ来ない」というバッファが必要で、月曜日に仕上げるという指示に関しては「どうせやらずに言い訳する」という部分はデフォルトで準備しておくと、もし期日通りに来れば大感激できるというものだ。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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