フィリピンは日本と異なり自動車もバイクも車検がない。
いや、イミションテストと呼ばれる車検もどきな排ガスチェックのみあるのだが、要するに単に税金を徴収するための口実だ。
この更新作業は毎年行わなければならず、特にバイクの場合は登録を確認する検問が頻繁にあるので、もし手続きを怠っていたら面倒なことになる。
地獄のように手続きが煩雑で遅い国において、毎年の更新は本っっ当に面倒臭い!
まあ、つべこべ言ってもフィリピンに住む限りこの無間地獄的な無理無駄ムラを受け入れなければならないのだ。
先日朝7時からイミションテスト場へサイクロン号を持って行き、テストを並んで順番を待っていたのだが、私の順番が来た途端に拒否された。
「アンタ、このナンバープレートだと小さいからダメだよ」
「LTOがうるさくなってもう大きなサイズじゃないとダメなんだって」
ナンバープレートの発行が新規登録から2年半経っても出来てこない国フィリピン。
しかも、役所がプレートの発行を怠っているのに、仕方なくつけている仮ナンバーのサイズに文句をつけるというあり様だ。
「向こうに人がいるからそこで作れば?」
「ノースバスステーションの所」
フィリピン人の説明は向こうとか、あっちとかそっちとかしか言わない。
なぜこんなに不親切なのかよく言われるホスピタリティに疑問を持ち続けてはや12年。
私はいつものようにイライラを抑えつつ、キャツの言う「向こう側」へ行ってみた。
そして期待を込めずにバスターミナル付近でナンバー作成の場所を尋ねてみた。
するとターミナルの中に小屋があり、そこで作ってくれるというではないか。
意味不明過ぎ。。。
小屋があった。
既に客が出来上がりを待っている。
たった100ペソ支払って出来上がり。
100ペソのわりによく出来てる
どうせならイミションテストの会場でプレート作成もやればいいのにと思った。
そこがフィリピンの間抜けというか奇妙なところだ。
分業大国といっても決して専門店というわけではなく、単なる片手落ちな感じ。
コーヒーショップはマメだけ売って、ミルとかフィルターとかマグカップとかセットで売らない。
だから色んな店を転々と放浪しなければならないのだ。
しかし、100ペソで利益が60ペソとしたら1日10人で600ペソの粗利。
意外といい商売なのかもしれない。
モトボサツの奇妙な冒険はつづく。。。
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