セブには新しい商業施設がバンバン出来ているが、その一つが会員制LANDERS。
土日のLANDERSのフードコートは凄い。
老若男女問わず、おびただしい数の人が集まりモクモクとピザとチキンに食らいつく。
思いのまま飽食気質な国民。
ガリガリ日本とは目指す方向が真逆だ。
食べる事こそ幸せの象徴なのだと彼等は教えてくれる。
ガラス張りのフードコートは、まるでショーウインドウ。
「俺の食べっぷりを見ろ!」
実際これ見よがしにピザを頬張る姿を見せるショータイムなのかもしれない。
常に自分は見られているという自意識に溢れるフィリピン人の感性を刺激するこのガラス張りな露出狂フードコートがLANDERSの生命線ともいえる。
S&Rもそうだが、フィリピン人はピザを囲んでパーティーをするのが大大大好きだ。
なんだか長崎の人が皿うどんを囲んで皆で食べるのと似ている。
基本、S&RもLANDERSもコストコに代表されるスタイルは倉庫店と呼ばれ、合理化の権化だ。
ワビサビなど優雅で無駄な思想は存在しない。
大型倉庫に冷房を完備し、そのまま末端消費者を招き入れ、まるで業者のようにバルクで買わせる。
倉庫をそのまま店舗にするなんて大雑把な発想、保守的日本では生まれないだろう。
「君、お客様をそのまま倉庫行かせるなんて失礼だろ」
日本の頭カチカチの役員のしかめツラが想像出来てしまう。
アメリカン倉庫店の品物は全てがやたらとデカいので安いのか高いのか分かりづらい。
セブの倉庫店老舗S&Rの対抗馬として出て来たLANDERSが開店したばかりの頃は、警察車両が出てくるほどの狂乱ぶりだったが、最近は駐車場の空きスペースもたまに見つかるほど、落ちつき始めている。
フィリピンセブで倉庫店S&Rが成功し8年目を迎えた理由は下記の通りだ。
1 人気商品がデカいオリジナルサイズで売られている。
2 テレビが市価より安かったりする。
3 そそるフードコート。
4 業者が頼る高品質。
特に4番目がセブの急所を押えている。
例えばセブで日本食レストランの食材を探す場合、肉でも野菜でも良い品質の物がなかなか手に入らないことが泣き所。
肉も野菜もショボいくせに意外と高かったりする。
そして最後はS&R様へお願い♡という流れになっていたのだが、輸入品を多く扱う倉庫店の最大のメリットは新興国ならではだろう。
セブの経済が成長し、人々の求める基準が上がると、Pクオリティーをブレイクスルーする倉庫店がこれからますます繁盛すると感じて止まない。
しかし、買い物せずにピザだけ食いに来る(私のような)客が多いのも確か。
LANDERSにプソとレッチョンバブイがどんと登場するのも時間の問題か?
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