今朝タクシーへ乗り、いつものようにビサヤ語で行先を伝えた。
「Do you know how to speak Bisaya?」
言った途端、こんなリアクションが帰って来る運転手は2割位か。
そのあと必ず「あんたコリアン?」と聞かれる鉄板シナリオなのだが、今朝の運転手は「ジャパニーズ?」とズバリ聞いてきた。
以前日本人の知り合いが居たらしい。
しかし、その日本人はお爺さんだったからもうパタイ(人間の最後に訪れる儀式)んでしまったと分かり易い説明。。。
彼は日本語が少し話せると言い始めた。
じゃ何か言ってみて
「Sulti ko」
ソルティ コ
観光客相手に話す日本語をいくつか披露してくれた。
彼の発音はフィリピン人丸出しだが、明らか努力の痕跡が見られる。
日本語を習いたいと言われたのでタクシーの運転手に必要そうなセンテンスをいくつか教えてみた。
彼は運転中にも関わらず、緑の小さなノートを取り出した。
とても危ないが、何事にも熱心なフィリピン人は嫌いじゃない。
日本語の単語がズラッと書き込んである。
私も経験があるが、やはり自作の単語帳には魂が宿る。
「(が)の意味を教えて」
なかなか良い質問だ。
主語の後にくる「が」と「は」の区別は最初の登竜門。
特に「が」の音が外国人から印象的らしく、昔日本人は「ガ野郎」と呼ばれた時代もあったようだ。
その他具体的な質問が続いた。
熱心にメモをとりまくり、発音のチェックまでさせられた。
まるで昔の自分を見ているようだ。
私がタガログ語やビサヤ語を覚え始めた頃はこんなだった。
いつも小さなメモ帳を持って歩き、我以外皆師匠の世界。
どうしても知りたいセンテンスがあると、相手が仕事中であろうが構わず無理やり聞き出し、その日のうちに必ず実践した。
いや実践したいから習うのだ。
ティムがやたらと日本語を話せるフィリピン人を羨ましがるが私はズバリ苦言を刺す。
「お前は絶対ダメ。必パタイ(人間の最後に訪れる儀式)じゃないから質問もないだろう?」
熱心過ぎるドライバーは最後に私のフェイスブックアカウントもゲットした。
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