いつも祖母は母にこう言っていたらしい。
「あの子は長く生きんやろね」
私は子供のころから非常に体が弱かった。
今でも幼少期の思い出は割と医療機関が多い。
縁起でもないが、確かに病気ばかりしていたのでそう思われても仕方がない。
おそらく祖母は悪意があるのではなく、むしろ短い命なのでもっと可愛がれと言いたかったのではないだろうか?
下馬評に反し今日までしぶとく生きてこられたのだが、もし日本に住んで居たら過大なストレスによりガンでパタイ(人間の最後に訪れる儀式)んでいたかもしれないとたまに思うことがある。
セブで生かされる?
人生はつまり運命の連続。
実はシンガーにシャイな奴が多いように、人間は常に自分と反対の存在を目指すない物ねだりな生き物。
私の場合はインフェリオリティ コンプレックスゆえのトレーニング癖から逃れらえないのかもしれない。
生まれて初めてトレッドミルと呼ばれるベルトコンベアーのようなランニングマシーンに乗ったのは人生の第二ステージに入ったばかりの北九州時代。
折尾スポーツセンターというところで30分だけ利用した。
実は100%瞬発体質だった私は短距離はずば抜けて速かったが、1500m走などのスタミナ系が大嫌い。
マラソン大会の日は地獄。
学校に行きたくなかった。
そんな私でも毎日トレッドミルに乗り、外を実走するようになってからは徐々に長距離に耐えうるスタミナをつけていき、30分で7kmをコンスタントにこなせるまでになった。
しかし、毎日走り続けているうちにこう思った。
自己満足的に朝から膨大に燃やしている脂肪エネルギーが蓄電されたら素敵だ。
たとえば、ジムの自家発電装置付きトレッドミルで30分走ればジム代が無料になり、それ以上やれば現金として還付されるシステム。
そんなものがあれば、絶対フィリピン人デブが居なくなるだろうな。。。
今私が通っているジムはエアロバイクのほかに10種類のエクササイズをそれぞれ30秒行い15秒部ブレイクタイムで進める HIITというプログラムがある。
これはぶっちゃけ肉体労働を模倣しジム内で再現しているに過ぎない。
鉄製の重いケトルを持ちあげて振り回す。
バトルロープという綱を降り下ろして波状をつくる。
これはすべて世の中にある肉体労働者の作業を模倣したもの。
解体業者ハンマー打ち、引っ越しの荷物運び、電気工事のケーブル引き、漁師の綱引きなど、本来仕事として収入を得るために辛い作業をするのだ。
しかし、本来辛い思いをしながら収入を得るための作業をマネし、逆にお金を支払うという奇妙な行為なのだ。
時々そのことに激しいジレンマを感じる。
私が吠えながら漕ぐチャリマシーンで消費されるカロリーは想定800Kcal。
これを無駄に放電せず蓄電できる装置の出現を祈りつつ、今日も自己満足に燃えるとしよう。
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