愛という名の商品
2月14日はバレンタインデー。
愛が商品になる日だ。
台風接近で雨の降る中、信号待ちの間に現れる物売りの少年。
苦学生?
私はこういうのに弱い。。。
それ幾らね?
「Pina ?」ピラ?
「100ペソオンリー」
値引きしてよ?
「WALAY HANGYO?」
ワラ イ ハンギョ?
「80ペソ。。。」
結局信号が変わる直前に60ペソで購入。
ケーキも♡アイテムが基本だ。
デザインが気に入ってしまった。
これはブレッドショップで600ペソで購入。
愛の名のもとに、オカニがどんどんなくなって行くのだ。。。
薄く広いフィリピン愛
フィリピン人から聞かれる日本語の筆頭はこれ。
「日本語でI love youって何ていうの?」
教科書通りに答えれば「愛してる」になるのだろうが、私はこう答える。
「好きです」
なぜI love you ではなくI like youとなるのか。
日本人はナンバー2が大好き。
だから、一番のLOVEをさけて二番手のLIKEで安全策をとるのだ。
ここはフィリピンと日本の向かう人生の価値観が真逆ゆえ、なかなか理解してもらえない。
そういえば、愛してるって今まで日本語でちゃんと言ったことがあっただろうか?
無いかもしれない。
たぶん無いな。。。
ごめんね。
愛してなかったわけではない。
高倉健みたいに不器用にそして遠回しな態度や行動で示していたつもり。
私だけじゃなく、日本人の多くはひょっとして一度パートナーに「愛してる」と言わずにパタイ(人間の最後に訪れる儀式)んでいくのではないだろうか?
一方、フィリピンは愛に関して硬派な日本に比べて軽薄な国だと感じる。
私がフィリピンに来たばかりの時、Love uとかMiss uという表現が頻繁に飛び交っているのを見て「恐ろしく軽い国民ばい」と衝撃をうけた。
好きと愛してるの違い
フィリピン人のテキストメッセージでおなじみのLove uやMiss uは日本語にすれば「好き&愛してる&オカニ頂戴」が包括された便利な表現であるといえよう。
これを頻繁に乱用するため、受け取ってもティッシュペーパー以下のペラッペラな印象だ。
日本語の「好き」は自分が勝手に好みに思っているだけで、相手との関係性は無縁の一歩通行な表現だ。
そして、「愛している」は相手へのためにパタイ(人間の最後に訪れる儀式)ねる犠牲を厭わない気持ちがないと使ってはいけない。
子供のためならパタイ(人間の最後に訪れる儀式)ねる。
これは立派な愛だ。
しかし、日本人はここで愛していると言っては行けない。
自分がパタイ(人間の最後に訪れる儀式)んだときに子供が受け取れる生命保険に入ったり、子供のために頑張って働くなど、黙って態度で示すのだ。
フィリピンの愛は薄利多売式なので、朝から晩まで乱発して数で勝負する。
ここはワンショットワンキルな日本とは真逆の愛のカタチだ。
日本人が言う”好き”と”愛してる”の違いについて整理することはフィリピンと日本の違いを知ることにつながり、意義深い人生を送るために不可欠だと感じてやまない。
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