フィリピンのリスク狂犬病
発症後の死亡率100%と恐れられる狂犬病。
世界保健機関によれば、毎年55,000人以上が狂犬病で死亡しているということだ。
被害者の99%以上がアジア、アフリカ、南アメリカで感染している。
そして、フィリピンは狂犬病のメッカと言っても過言ではない。
フィリピンへツーリストとして滞在していたノルウェイ人女性Birgitte Kallestadさんは友人とバイクに乗っていた時に弱った哀れな仔犬を見かけ、拾って世話をした。
そして滞在先のリゾートホテルへ連れて行き、仔犬と遊んでいるうちに噛まれたらしい。
噛傷自体は大したことなかったのだが、それから2カ月後に狂犬病で死亡している。
ノルウェイはここ200年間狂犬病の患者が出ておらず、かなり衝撃的なニュースとなっている。
狂犬病の症状
狂犬病は犬だけではなく、猫、ネズミ、コウモリに噛まれると唾液から感染するので動物好きの人は慈善心を出して餌でも与えようものなら非常に危険だ。
発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、疲労感といった風邪のような症状ではじまり、咬まれた部位の痛みや知覚異常を伴います。 興奮や不安状態、錯乱・幻覚、攻撃的状態、水を怖がるなどの脳炎症状を呈し、最終的には昏睡から呼吸停止で死亡します。引用元サイト
ノルウェイの医者は狂犬病をしらない
ノルウェーの医者はKallestadの症状を狂犬病であると診断しなかった。
彼女は自らが働いていたFørde病院の内外で数日間過ごし、亡くなる前に一週間入院していた。
狂犬病だと診断されたのは3日前だった。
Kallestadさんの家族は現在フィリピンや他の動物から狂犬病に感染する可能性がある場所での接種プログラムに狂犬病ワクチンを含めるようノルウェー当局に働きかけている。
亡くなった女性のインスタの写真にオランゴ島で撮影したものがある。
特にフィリピンのどこで噛まれたという場所の情報はないがオランゴ島の可能性が高い。
セブ州オランゴ島にて
https://www.instagram.com/p/BuTFONknzy6/
しかし、フィリピンでデング熱に感染し帰国後発症した女性が死亡したケースが記憶に新しいが、一般的に日本の医者はデング熱の症例に慣れていないので伝染病に詳しい医者にかからないと謎の感染症扱いをされ適切な処置を受けられない可能性がある。
渡航前に予防接種はするべきか?
私は初めてフィリピンへ渡航した2007年に博多税関で狂犬病の予防接種を行い武装した。
当時なんの情報も友達もなく、気持ち的にはフィリピンというルールの無い場所でリングに立つような気持ちだったのだ。
ぜひこちらの記事をご覧ください
その時はフィリピン帰りの日本人が狂犬病で亡くなった余波で狂犬病の予防接種希望者が殺到し、どうしても必要な人だけがワクチンを打つことが出来るという異常な事態だった。
今回もあの時と同じように一気に品薄となる可能性を感じる。
しかし、12年フィリピンに住んで色んな経験を経て言えることは、一般のツーリストや留学生は予防接種の必要はないと考える。
もちろん自ら犬に接触するようなことをすれば別だが、生活上の注意事項を守れば狂犬病になるケースは稀だろう。
身を守るための5か条
- 公道のジョギングをしない
- ローカルエリアに近寄らない
- 犬や猫に食べ物をあげない
- 撫でたり世話をしない
- ネズミの出るところに宿泊しない
たとえば留学生で運動不足を心配している中高年によくありがちなのだが、公道でのジョギングは極力さけたほうが良い。
本物の野良犬は餌もなくグッタリ弱っているのでわざわざ人間に襲い掛かってくるパワーはないが、調子乗っている放し飼いの犬がもっとも厄介だ。
当然ながらフィリピンの犬はよほどの高級犬以外予防接種はしていない。
飼い主はもしその犬がだれかを噛んでも「うちの犬じゃない」と簡単にシラを切るだろう。
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噛まれた時に迅速に対応
予防接種をせずに渡航し、万が一犬にかまれたり猫に引っかかれたりした場合は迷わず医療機関にて事後的インジェクションを打つべきだ。
フィリピンとはいえツーリストが行く高級病院での医療費はバカ高いので海外旅行傷害保険に入って行くべきだ。
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