コスパ意識
セブにもなんちゃってを含むジャパニーズがいくつもある。
私が最もよく利用するのはアヤラモールフードコートにあるTOKYO JOE。
そこで159ペソという中途半端な値段のカチュドンを食うのが好きなのだ。
そんなに美味いのかといえば、まあこの値段でコレだったらいいんじゃない?というレベルなのだが、そのこの値段でコレという基準が庶民にとっては大切なのだ。
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セブの場合ラーメンやかつ丼など日本では庶民的な食べ物でも、フィリピンではかなり高級料理の部類に入る。
自動的にサービスチャージが課されるような高級店の場合、一品のプライスが既にフィリピン人の平均日当よりも高いなんてザラだ。
まあ、ケチケチしたくないが、現地居住者としてはそういった高級店で注文するときにやはりコスパを考えてしまう。
一方、値段見ずに好き勝手にオーダーするのがフィリピン富裕層または日本人と一緒に来ているフィリピン人だ。
日本だとロイヤルホストでいきなり3488円のロイヤルアンガスサーロインステーキを注文されるような破壊力だといえば分かり易い。
とくにうちのティムはバカの一つ覚えみたいに餃子をオーダーしてインスタとかに載せるのを趣味としている。
つまり、コスパの悪い女として私の中では超有名。
私は餃子こそ、ボッタくり商品の代名詞だと思っている。
日本では居酒屋やラーメン店には定番の餃子だが、あんな中途半端は食べ物はない。
ごはんのオカズとしてはなんだか自己完結しているし、主食としては物足りない。
昔、飲食店のオーナーから聞いた話だが、店側にとってコスパの良い利益の出るメニューの1位が餃子で、1皿6個で原価は30円程度。
次は麻婆豆腐やチャーハンで、いずれも100円前後。
廃棄直前のミンチや具材を使うにはピッタリの商品なのだ。
もしメニューの裏に各料理の利益率が表示されていたら餃子をオーダーする客なんていなくなるだろう。
うちのティムはフィリピンにある日本食レストランへ行くと“必ず餃子”を注文する。店にとってコスパNO1のアイテムで、1皿6個で原価は30円程度が相場なのだ。原価意識をもう少しもってオーダーして欲しい。。。って無理かぁ😅 pic.twitter.com/5ddxBP1nTW
— モト ボサツさん (@motobosa02) November 3, 2019
餃子専門店
餃子が人気の専門店は、餃子をたくさん注文してもらうために低価格に設定してある。
しかし、本当に餃子だけを食べにくる人は大学生位なので、ビールやオプション料理など、他の料理で利益を上げるのだ。
激安大衆食堂
和食ファーストフード店で定食やラーメンの種類が豊富な店は餃子をメインに売る必要がない。
しかし、餃子を安くすることにより、「じゃあ餃子も注文とくわ」みたいに、連鎖的に客単価をあげることができるアイテムだ。
個人ラーメン店
ラーメン屋の餃子は高い。
チャーハンや唐揚げと同クラスの料理として扱われ、ラーメンが400ペソなのに、餃子は350ペソだったりする。
個人のラーメン店では薄利多売は難しく、餃子でも利益を確保しないとやっていけない。
セブで客の利益の高いメニュー
もちろん値段にもよるが、例えばセブの呑気の場合、300ペソ未満の天丼があるが、フィリピンでシーフードはかなり高級食材で、原価率をグンと上げる。
シーフードを使った料理が手ごろだと客にとってのコスパが高いと判断してよいだろう。
またココイチのチキンカツまたはポークカツカレーは、トッピングの原価が安い分、日本のココイチと比べて原価率は低く儲かりやすい。
ぜひフィリピン人パートナーにオーダーするときの原価意識をもってもらいたいと願う日々。
しかし、原価のように目に見えない世界の理解ってたぶん無理だな。。。
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