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【実録】セブ島から日本のAmazonで本を購入すると何日で届くか?

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欲しい物が手に入りにくいフィリピン

現在私が使ってるノートパソコンは2年前に日本へ一時帰国した際にAmazonで購入したものだが、当時コスパが良いと評判だったものを適当にチョイス。

老眼が進んで画面が見辛いので15インチにした。

オーダーしてから、翌日の午後の指定時間にはきちんと配達された。

日本に住む日本人がこの話を聞くとごく普通過ぎる話なのだろうが、フィリピンというサービス底辺国で長年生活している私としてはまるで夢でも見ているようなスムーズさだ。

フィリピン、とくにセブ島では欲しい物が手に入りにくい。

昔、ある方にコーヒー豆を頂いたのだが、それを飲むにはコーヒー用のフィルター紙とドリッパーが必要だ。

わざわざそのためにコーヒーメーカーを買うことはしたくなかった。

そのコーヒーが飲みたくて、セブのショッピングモールを全て探したが、コーヒーメーカーしか置いていない。

キッチンアイテム売り場のスタッフに聞いても私が探している物を見たことがないという状況で話にならない。

最近ではダイソーが上陸したお陰で随分便利になったが、まだ日本のAmazonのある生活には程遠い。

フィリピンにはAmazonのサービスがないのにコールセンターだけはあると言う奇妙な状況なのだ。

ここ近年、LAZADA(ラザダ)やShopee(ショッピー)というオンラインショッピングサービスが始まったのだが、中国からの輸入が多いので時々箱の中に石が入っていたり、テレビがベニヤ板だったりするスリルが味わえる。

また到着日と時間の指定が正確に出来ないのが辛い。

オーダー翌日配送など神スピードではなく、いきなり忘れた頃にドライバーから連絡がくる。

「家に商品届けたけど誰もいないぞ!とこちらが苦情を受けてしまう次第で、まさに後進国らしく客より業者の都合に合わせざるを得ない状況なのだ。

しかし、フィリピンでもAmazonの商品が手に入らないわけではない。

商品の種類にもよるが、書籍はオーダーすれば配達される。

ただし、お高い海外配送料が加算されてしまうので今まで実際に買った事がなかった。

 

禁断のAmazonを使ってみた

うちのティムは日本に住みたがっている。

そしてカワイイちゃんも。。。

ティムはこれまで何度か旅行者として日本へ行き、日本の素晴らしいサービスとコスパの良さを堪能した。

カワイイちゃんはエアコン付きの体操教室に通いたがっている。

 

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日本に行きたきゃTOEIC満点が条件ばい

 

それぞれの思惑はそうやって異なるが、ティムには以前から日本に行きたきゃ「TOEIC満点」を条件にしていた。

うちのティムの場合、英語のスピーキング力は中程度だが、リスニングとリーディングに関してはかなり突出した能力がある。

英語ネイティブの話す映画のセリフも殆ど聞き取り、英語で書かれたアナウンスやニュース記事も物凄い速さで要点を把握することが出来る。

アウトプットに特化した私とは水と油の性質だ。

以前、「TOEIC(R)L&R公式問題集VOL4」を借りてきてティムに解かせたらほぼ満点だった。

イギリス英語の発音で何カ所かやられていたが、皆が苦手とするリーディングは余裕で全問正解。

時間が10分ほど余ったらしい。

しかし、なぜ「TOEIC満点」が条件なのかというと、日本でTOEIC満点だといえば頭ごなしに英語上級者だと思って貰える風潮があるらしい。

私の経験上、フィリピンという国は一般の日本人からするとその存在自体が病原菌かつ犯罪的であり、フィリピン人とは関わるべきではない感覚に支配されている。

日本人である私でさえ、今は亡き母からバイキン扱いされた記憶が未だに生々しい。

いわんや、本物のフィリピン人となると自動的に見下されてしまうだろう。

そこで「TOEIC満点」のスコアシートを見せれば途端に先生扱いされるという日本あるあるな特性を利用しない手はないのだ。

TOEICに詳しい人が言うにはを5回程解けばかなり戦闘力が上がるという。

ティムの場合、イギリスとオーストラリアの発音に慣れるという課題が見えている。

 

オーダー後5日で到着!

最新の「TOEIC(R)L&R公式問題集VOLは日本に住んでいれば3000円程度なのだが、フィリピンだとそれが4841円に跳ね上がる。

つまり60%アップとなってしまうのだ。

日本に住んでいる時のように欲しい物をバンバン購入するわけにはいかないが、ティムが本試験で満点をとるとブログネタになるので軽い投資のつもりでオーダーしてみた。

また、これは日本からセブまでAmazonの商品が何日で到着するのかという実験も兼ねている。

 

オーダーして5日目、配達スタッフはやはり何の予告もなくやってきた。

ポロシャツにDHLというロゴが入っている。

コロナの状況からして1カ月はかかるイメージを持っていたのが、さすが民間の宅配業者は凄い。

これがフィリピンの郵便局(ESM)だと1カ月、いや2か月かかっているだろう。

運が悪ければ行方不明。。。

日本からマニラまではスムーズに届くらしいが、そこから離島便になるとコンテナが満杯になるまで待機する。

またセブの郵便局は地獄のようにグチャグチャでアイテムが頻繁に紛失してしまうので有名なのだ。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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