フィリピンの中華濃度70%
毎年この時期になるとセブの街は真っ赤に彩られる。
フィリピンは怠け者の国なので、なんでんかんでん祝日にして遊びたがると言われるが、中国の旧正月でさえもしっかりフィリピンの祝日に組み込まれているのだ。
私はフィリピンに初めて来た時になぜか中華文化を濃厚に感じた。
スペインとアメリカに支配されていたはずなのに、それらの国の影響よりもずっと中華色が濃い。
料理もお菓子もフィリピンの伝統的なものといえば分かりやすく中華風。
長崎名物でもある芝麻球もその辺で普通に売られているのでありがたい。
フィリピンでは餅のことをBuchi(ブチ)と呼ぶ。
フィリピンで暮らし始めてすぐに分かるのだが富裕層は基本的に中華顔しているという法則だ。
よくマレー系のフィリピン人からチノイという差別的呼ばれ方をしているのだが、それはチャイニーズピノイの略称なのだ。
典型的マレー系フィリピーノはチノイの事をケチだという。
ケチと倹約の区別が分からない典型的なピノイマインドだが、実際にチノイは資産家のホテルオーナーであっても地味にカローラに乗っているケースが多い。
昨年、アヤラ付近のホテルオーナーと食事をしたことがあったが、サンダルに短パンで現れた。
言われないとその辺のタンバイとあまり区別がつかない。
セブのみならずフィリピン全土は華僑が牛耳っており、銀行、ホテル、飲食、小売り、運送すべて主な都市機能は福建省から渡って来た華僑の子孫達によって支配されており、特にチノイ系富裕層はファミリービジネス(家業)と呼ばれる仕事に関係している。
特に陸海空のLogisticsと呼ばれる運輸業はほぼチノイの世界。
家族、親族同士では謎の福建語を話している場面に遭遇することがあるが基本的に北京語は話せない。
中華は中華同士の結婚を尊ぶため、あまり混血せず純粋な中国顔をしているケースが多い。
そんなフィリピンの社会的背景を見ると中国の旧正月がフィリピンの休日となっているのも納得できる。
ホテルのオーナーもチノイが多く、この時期は入口に赤色の装飾が派手に施されている。
中華菓子が売れている
大福餅が中国から来たものだったということがわかる。
干支運勢が人気
自分の生まれた年の干支の前に行って自分の運勢について熱心に見ている。
お化けを凄く怖がるフィリピン人は感覚で生きる典型的右脳偏重タイプが多い。
こういう風に干支運勢のような占いやおみくじが大好きなのだ。
フィリピンで占い店とか結構繁盛しそうな気がしてならない。
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