フィリピンのアホ過ぎる銀行システム
先日セブのアヤラモールの入口付近にあるBDOで4万ペソ引き出すためにわざわざカウンターへ並んだ。
ATMで引き出さなかった理由は二つある。
一つは小さい紙幣(500ペソ50枚と100ペソ紙幣が100枚)が欲しかったのと、二つ目はATM自体のリスク。
BDOを含めたフィリピンのATMは何かと罠が多く引き出し後にカード番号とパスワードが漏れてスキミングされる事件が後を絶たないからだ。
赤色したWithdrawal(引き出し)の用紙に必要な紙幣の種類と合計金額を記入しカウンターへ向かった。
給料日直後の2月1日、20名程度の暇なフィリピン人達が鈴なりにズラっと並んで待っている。
カウンターレディは合計4名でさばいているが、フィリピンクオリティ丸出しの前時代的スピードでアナログ的に処理をしている。
一人平均6分かかったとして30分。
まあスマホでメールチェックしたりメッセージを返したりしているうちに待ち時間が過ぎるだろうと思いスマホを取り出した途端すぐにガードマンがやってきた。
すみません。ここスマホ禁止です。
Excuse me Sir. Dili pwede ang cellphone diri.
この状況でスマホ触れないって地獄だ。
私のすぐ目の前でスマホゲームやっているおばさんはいいのだろうか?
正論の通じない国で「あの人は良くて俺はダメなのか」と揉めても良いこと一つもないので大人しく携帯をポケットの中へしまい込んだ。
地獄のような30分間を耐えた。
ようやくNext pleaseという声が聞こえいそいそとカウンターへと向かった。
30分待ったのにカウンターで拒否
Withdrawal(引き出し)の用紙とカードをカウンターへ出したら速攻で拒絶された。









キャツの言うとおり、100ペソ払って楽になろうかと一瞬思ったが、カウンターテラーの誘いに乗って100ペソに屈するのが妙に悔しかった。
それと「100ペソあればジョリビーでC1食えるばい」というもう一人の「フィリピンボサツ」が囁いたような気がしたのだ。
「Ma'am」攻撃
結局ATMで10000ペソを4回引き出して1000ペソ札を40枚手にしてカウンターに戻ったが、さっきよりもっと列が長くなっていた。

悲しいかな、フィリピンで行列待ちし過ぎてしまい、列の長さでどれくらいかかるか瞬時に見積もりできるようになっている。
ふと見渡すとモジャモジャ頭のフロアマネージャらしき女性が歩いていた。
歳の頃はそうさのぉ37歳位か。
ふふふ、わりと得意分野だ。
私は善良なフォーリナーを装いその中年女性マネージャに泣きつくことにした。
いや演技じゃなくガチで泣ける自信がある。

必殺のMa'am攻撃!
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善良そうなフォーリナーに「Ma'am」と甘えられると溢れる母性が止まらない。
右脳的国家フィリピンでは理屈ではなく感情に訴えるのが得策なのだ。
モジャモジャ頭のマネージャはすぐにさっきのカウンターレディーに両替の指示を出し、私の1000ペソ札は500ペソと100ペソに早変わりした。
タイプじゃないけど率直に素敵やん♡と思った。
こんどからモジャモジャ頭に最初から泣きつくことにしよう!
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