留学生の財布
先日、留学生がセブのアヤラモールで財布を無くした。
本人曰く、スられたのか、どこかへ置き忘れたのか分からない。
空港で現金の忘れ物を届けそれが全国放送で変なフィリピン人として表彰される国だ。
財布の中に入っていたカードは連絡してすぐに止めたのだが、財布が出てくる見込みはほぼないだろう。
しかし、ここは性格が出てくる場面で、私はここで諦めて深く反省だけするタイプなのだが、彼はあきらめなかった。
近くにいたガードマンへ財布がなくなったということを告げると、ガードマンは店のスタッフと一緒にCCTVカメラで入念に調べて、最後はアドミンオフィスが彼の財布を預かっていることが判明。
日本なら普通だが、フィリピンでは物凄く衝撃的な出来事だ。
うーん。。。ちょっとだけ減ってたかも(笑
しかし、普通は財布の中身だけ抜かれて、もし財布が高級ブランド品ならまたどこかで売られるのだろうが、ほぼ丸ごと戻って来たのは奇跡的なケースだと言えよう。
だから財布と中身がセットで戻ってきたのは私の感覚では奇跡的だ。
彼はガードマンを始め、CCTVの映像を見ながら一生懸命捜索してくれたフィリピン人スタッフに深く感謝をしていた。
最近はセブもそういった奇跡的な話がボチボチ聞こえてくるようになった。
彼にとってフィリピン人は皆素晴らしい人だというイメージが定着したようだ。
割り込み阻止
先日、うちの近所のJセンターのマクドへカワイイちゃんを連れレジに並んでいたら、2人連れのフィリピン人女性がグワっと割り込んできた。
歳の頃はそうさのぉ45歳位か。
私の調査によれば中年フィリピーナによる割り込み率は非常に高い。
以前はムカついて、割り込みして来た奴らを徹底的に撃退していたのだが、店のスタッフや周りを始め、クレイジーな韓国人がフィリピン人に対して暴言を吐いているという目でしか見られない。
やっている方もレジと客の間に若干の隙間があったから早い者勝ちの世界のコモンセンスとしてプロシードしただけというイノセントな考えしかない。
割り込ませる奴が間抜けなだけというのがこれまでのフィリピンだった。
こうやって何度も苦汁を舐め、割り込みされた時に自分が先に並んでいたという主張をして争いをしてしまっては、キャツ等と同じレベルに成り下がることだと考えるようになり、最近では意識的に割り込みを許している。
しかし、中年フィリピーナが即座にオーダーしかけたその瞬間、そのマクドのスタッフは私に向かって注文を取り始めた。
おおおお!スゲー!!一体どげんしたとね!?
朝っぱら心の中で大声で叫んだ。
このフィリピン離れした配慮は衝撃的だった。
留学生の奇跡の財布事件といい、マクドのスタッフの配慮といい、最近はフィリピンのコモンセンスやビジネスマナーも向上してきている気がする。
あとは野良犬が減り、川のゴミが減れば本物だ。
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