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さよならABS-CBN |フィリピンの報道の自由ランキングがおかしい!?

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フィリピンで死にやすい職業

日本とフィリピンの最も大きな違いが人の命。

横行する違法銃所持により多くの人命が簡単に消えてしまう国だが、特に死にやすい安い職業がある。

まず筆頭にくるのはポリスだが、次に弁護士、検事、裁判官のリスクが高い。

日本で弁護士や検事、裁判官が射殺される事はまずありえないが、ここ修羅の国では係争中の弁護士や検事が二人乗りのバイク便に車の窓ごとハチの巣にされる事件が頻発するのだ。

先日射殺された検事の車

2014年2月に起きたセブのアルシバル弁護士の射殺事件はまだ記憶に新しい。

 

ちょい悪ボサツ
実はヒットマンはポリスのアルバイトというケースが多いのもフィリピンあるある

 

またドクターも遺族に射殺されるケースがあるのでリスクの高い職業だといえる。

 

ジャーナリストも標的

報道の自由ランキング166位の国では不都合なジャーナリストも標的になる。

1986年から通算187名のジャーナリスト殺人ケースが発生。

 

報道の自由ランキングとは?

まるで社会主義国のようにジャーナリズムが危ういフィリピンだが、世界規模ではどの位置にあるのだろうか?

国境なき記者団というものがあり、世界中で拘禁されたジャーナリストの救出、死亡した場合は家族の支援、各国のメディア規制の動きへの監視・警告が主な活動である。

2002年から国家によるインターネット検閲など、情報統制を行っている国を国境なき記者団が調査し毎年ランキング化している。

日本は調査が始まった当初の2002年には26位だったが、それから後退を続け2020年には66位となっている。

一方フィリピンは2002年には89位だったが、それから一気に順位を下げ、2010には156位となり、現在では136位。

このツイートにある地図でも一目瞭然だが、最も自由とされる濃い青に相当する国は北欧と若干のみであり、あとはそこそこ自由とされる薄い青の国にアメリカとオーストラリアがある。

社会主義国が性質上情報操作をするのは分かるが、自称民主主事国でもテロ防止という大義名分のもと時の政権に都合の悪い情報やメディアを潰しているのだ。

 

ジャーナリズムの危機

今話題になっているのが、フィリピンを代表するテレビ局ABS-CBNが大統領に嫌われて25年の放映権の更新を認められず、所属の芸能人をふくめ1万1千人が職を失うと言われている。

 

ロペス財閥のグループに属するABS-CBNだが、2016年の大統領選でトリリャネス候補を指示し、ドテルテの超法規的措置を痛烈に非難する放送を繰り返した。

その報復として2020年3月が期限とされる25年間の放映権の更新が議会下院審議で凍結され法案の再提出がなされないまま閉鎖となった。

ちなみに下院の議長はアロヨ元大統領で、汚職で逮捕された彼女をドテルテが復権させ議長のポストを与えているという関係上シナリオ通りの結末となった。

 

うんちく

フィリピンの場合、俳優や歌手を含む芸能人はなぜかアーティストと呼ばれているが、日本の芸能人との大きな違いはテレビ局との独占契約を結ぶ。つまり、ABS-CBNと契約を結んでいるアーティストはGMAのドラマや歌番組には出れないのだ。今回、運悪くABS-CBN社と契約を結んでいたアーティストたちは途方に暮れながら焦っている。

 

恣意的なランキング

日本が66位でフィリピンが136位。

このバランスがなんとも解せない。。。

ランキングの根拠としては日本の場合、福島の原発問題というアンチ国家的なテーマが多く、SNS上で政権批判するジャーナリストが炎上する点が挙がっている。

報道しない自由という屁理屈も誕生している。

フィリピンはどうなのか?

政権に都合の悪い情報を流す対象をテレビ局ごと潰すという暴挙に出ている。

180ヵ国中179位あたりが適当なのではないだろうか?

追伸

フィリピンは3年毎に選挙が行われるがパブリカスアジアという調査団体によれば2022年大統領選の事前世論調査によると現段階でドテルテ大統領の長女で現ダバオ市長のサラの人気が高いらしい。

つまり、ドテルテ一家がこれから何十年とフィリピンを実質支配して行く可能性が高い。

教育のない貧困層はメシアに弱い。

闇雲に救ってもらえそうなイメージを持ち毎週日曜日の朝から教会へ通っているあのマインドだ。

国策ともいえる無教育によって簡単にコントロールされる庶民。

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そして、きっと近い将来、世界地図も塗り替えられ、赤い色した中華人民共和国フィリピン州を発見することになるだろう。

アメリカ属国である日本と中国領となるフィリピン。

米中の争いが顕著化する必然としての国交断絶。。。

そろそろフィリピンでコツコツ育てた少資産を日本へこっそり移す頃なのだろうか?

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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