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ティムに怒られるアイアイのメカニズムを検証

投稿日:2017年10月18日 更新日:

怒られ方を図解

典型的「アイアイあるある」といえば、何か下手をうった時にまず隠そうとすることだ。

またその隠し方がヘタクソ過ぎて直ぐにバレてしまうので、トラブル本件と隠蔽した罪でダブルに怒られてしまうという流れ。

毎回怒られて泣いているアイアイに向かってそっと声をかける。

ちょい悪ボサツ
お前さ、どっち道怒られるんだから下手に隠すなよ

「だって本当のことをいうのが怖いダカラ」

アイアイに限らずフィリピン人によくある嘘や言い訳の理由は「本当のことを言うのが怖い」ということらしい。

 

ラテン国は嘘つき

2013年3月15日に日本テレビ系で放送された「ネプ&イモトの世界番付!」にて「嘘つきな国ランキング」というのがあった。

てっきりフィリピンが上位に入っていると思ったのだが、マイナーな国なのでランキング対象国から外れていたのかもしれない。

嘘つき上位国

  1. ペルー(39.1%)
  2. アルゼンチン(33.6%)
  3. メキシコ(32.7%)

見事に中南米勢が上位を占めているが、嘘も方便となっているのは元スペインの植民地である南米ラテン国の特徴らしい。

 

トップ3は中南米国家で、ペルー(39.1%)、アルゼンチン(33.6%)、メキシコ(32.7%)の順となった。嘘をつく人の割合が高い理由について、同番組は、これらの国の国民のプライドは高く、嘘をそれほど気にしないためだと分析した。

 

「プライドが高く、嘘をそれほど気にしない」という検証だが、日本の感覚だとプライドが高い人ほど嘘をつかないのではないだろうか?

この辺が既に日本の常識とは異次元だ。

また他のサイトではこんな言われ方もしている。

「嘘を気にしない大らかさとプライドが高く言い訳が多い国民性」

しかし、そもそも本当に腹黒い奴は「あなたは嘘をよくつきますか?」という質問に「YES」と答えないだろう。

これを正直答える国という特性をもう少し深く掘り下げた方が良い気がする。

南米脱・サラ日本人が見た「南米共同市場」の小さな楽しいラテン国 

 

嘘の精神年齢

人間は4歳から嘘という知恵を発揮し始め、一説によると幼児は2時間に1回嘘をつくらしい。

初級の嘘は親から怒られるのが怖くて反射的に嘘をついてリスクを減らし、10歳になると関係性を円滑にするためのストラテジーとなって行くのだ。

日本人がよくやる嘘として「つまらない物ですが」と嘘を言いながらお土産を渡すのだが、外国人からすると意味不明。

フィリピン人の嘘は4歳児レベルで、とりあえずその場から逃げるために使う。

 

教育方法

アイアイみたいなタイプには「嘘をつくのが悪い」という押し付けではなく「誠実であることのすばらしさ」を強調した方が良い。

ティムがアイアイに言うように「嘘をつくと更にひどい目に遭う」と教えるよりも、「誠実であれ」と教える方が効果的なのかもしれない。

ダメだと言われるともっとやりたくなる心理。

刑務所が満杯になる国でいくら禁止しても効果は薄いのだ。

子供へのテストでも「ダメ」と言うよりも「誠実であれ」という言い方の方が効果が高いはず。

桜の木を折ったことを正直に父親に話したアメリカ初代大統領のジョージ・ワシントンとオオカミ少年の物語の比較。

ティムの恐怖政治では自発性は生まず、学びを結果に結び付けるための工夫が必要だ。

要するに宗教的な価値観の植え付けが大切なのだと思う。

南米ラテン国は息を吐くように嘘をつくのだが、大きな共通点は元スペインの植民地で、現地支配のために使われたのがカトリック。

カトリックは嘘つきで信用性のない人間をつくるのか?

これは次回の課題として担保しておきたい。

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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