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【解説動画あり】セブでタガログ語を話すと嫌われます|事故を起こしたバスの運転手へのコメントが酷い

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セブでタガログ語を話すとどうなるか?

フィリピン好きの人はカタコトのタガログ語が話せる人が多い。

それは2005年まで大盛況を極めたフィリピンパブでの公用語がタガログ語であったからに他ならないのだが、私もその流れで元ジャパユキ先生たちからカタコトのタガログ語を覚えたのだった。

しかし、同じフィリピンでもビサヤ語が母語となっているセブ島ではタガログ語は好まれない。

毛嫌いされるという言い方の方が正しいだろう。

先日セブ市内で起きたバスと救急車の衝突事故が現地では大変話題になっている。

かなり激しくクラッシュしており、バスと救急車のドライバー双方とも入院。

またバスのコンダクターと呼ばれる車掌さんがこの事故で亡くなっている。

この手の事故を見た瞬間に思われるのが救急車が気の毒だという感情だ。

実はそれだけではなかった。

事故直後に地元メディアからインタビューを受けたバスの運転手がタガログを話していたという事がセブアノたちの感情を大層逆なでし大炎上となった。

インタビュー動画の冒頭でドライバーが「俺ってタガログだからさ」とコメントしたのだ。

あの言い方が気に入らないという声もある。

 

 

SNSの時代になって地元のメディアのニュース記事には必ずコメント欄が設置され、暇なフィリピン人たちが「2チャンネル」状態で好き勝手に毒を吐きまくる。

その様子を見ているとインターネットという顔の見えない世界とは人間は悪魔に変えてしまうものだなとつくづく思ってしまう。

車載カメラで撮影されていた事故現場の様子が拡散されているが、救急車のサイレンは一切聞こえず猪突猛進という言葉がぴったり当てはまるぐらいの猛スピードでバスの横っ腹に救急車が激突している。

バスの運転手も乗っていた乗客もサイレンは交差点に入る直前まで一切聞こえなかったと主張しているのにバスの運転手はアウェイ状態。

普段からあの黄色いバスは横暴な運転をする印象があり、何かあると真っ先にバスが悪いとジャッジされる運命。

さらに運転手がタガログ語を話すすかした野郎だとなると。。。

やはり人間というものは犯人探しが大好きなのだ。

このコメントの中で「タガログしゃべるな」という意味不明なコメントが目立つ。

 

セブ島でタガログ語は確実に嫌われる

これは都市伝説でもなく自分自身やティムの経験からも事実だ。

セブで生活し始めた当初、唯一話せるカタコトのタガログ語を話して露骨に嫌がられたことがある。

「ビサヤ語話せなかったらせめて英語にして」

国の公用語なのにダメなのか?

不思議だった。

セブの人も小学校から習ってるのでタガログ語の理解はできるはずだが、どうにも虫唾が走ってしまうようだ。

 

事故のインタビューと自分自身の経験談

 

うちのティムもスービックからセブへやってきたばかりの頃はタガログ語を話していた。

ビサヤ語は好きではないのでタガログ語で通そうと思っていたらしいが、仕事先のお客さんから苦情が。。。

 

ティム
お客さんからビサヤ語覚えろって苦情言われた
モトボサツ
やっぱ言われたか。。。

 

フィリピンの公用語はタガログ語と英語となっている。

本家のマニラではタガログ語がフォーマルシーンでよく使われ、セブでは英語だ。

そして、セブの人は自分たちの英語はフィリピンで一番うまいと豪語している。

もちろんプライド高きセブアノたちは自分たちが話すビサヤ語訛りのタガログ語をバカにされたくない。

どうせ勝てないから英語でまくし立ててやろうと言う挑戦的マインドが働いてるように感じる

某語学学校の講師とこの件について話をしたことがある。

彼女は最も留学生からの評価も高く、クオリティの高い英語を話していた。

親戚がマニラにいるので年に何度か遊びに行くらしいが、タガログを話すとセブから出てきたということが訛りで分かってしまいバカにされてしまうのでプライドの高いセブアナとしてはそれが許せない。

だから得意の英語でまくしたててマウントを取ってやるのだと笑っていた。

本人がその会話で白状したように、タガログ語で勝てないから英語で頑張るという流れが根底にあるようだ。

ちなみにビサヤ語をマニラで話すと笑われてしまう。

とくに外国人である私がわざわざビサヤ語を話すと滑稽に見えてしまうようだ。

それを利用して逆にウケ狙いで目立つのもありだが、その判断はぜひお任せしたい。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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