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3年前。
あれは大学の日本語授業の中で後にも先にも最もショックな出来事だった。
授業初日。
指定された教室に行ったら誰も居ない!?
一瞬、教室・・・いや学校を間違えたかと本気で心配した程だった。
後から分かったのだが、実は全員ダンスイベントの見物に出かけてしまっていたらしい。
フィリピンという変な国の変な教室でポツンと必要以上にさすらってしまった・・・
エアコンの無い教室は汗かきの自分にとって修行というより罰ゲームに近い存在だ。
全てが有りえない環境でなんとかやりきった最初の1年間だった。
それだけ思い入れも深い。
そういえば、大学の授業以外でもやる気のある生徒を集めて特別授業も行った。
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その中でも一番出来の良かったcは念願かなって日本で働きながら生活している。
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アニメ少女Aは大学卒業後またフィリピン大学に入学しプロダクトデザインの勉強をしている。
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今では単なるアニヲタではなく簡単なCGもいける位まで成長。
先日モトボサツロゴ作成を頼んでみた。
「それってクリスマスが終わってからでもいい?」
よかばい 「SIGE LANG」
ふふふ、全くフィリピン人らしい返事だ。
そしてお任せコースで数日後にこんな感じで仕上がって来た。
モデルは私らしい・・・
タンバイ風、なぜかゼッケン69!
私は自分の分身に”69ボサツ”と名付けた。
今年からモトボサツ流日本語指南道場を始めるにあたってこんなポスターも作ってくれた。
出た! やっぱりTOKYOだ。
意味不明な適当過ぎる日本語がかえって外国人心をくすぐるのかもしれない。
画才のある人は皆同じことを言う。
「既に頭の中にイメージがあるんですよ。あとはそれをなぞるだけ。」
私の母は絵がかなり上手かった。
特別に練習したり、学校で習ったわけではなく単なる才能のようだ。
残念ながら私にはその欠片も無い。
絵、歌、踊り、金儲け、寝技。
全部生まれながらのセンスに依る所が大きい。
絵とか音楽の才能がある人を見ると羨ましい限りだが、実は人間の能力は総合すると絶対量は同じだと私は思う。
よく天は二物を与えないという言い方をされるがその事なのかもしれない。
例えば絵が強烈に上手い人は普通の人が普通に出来ることが出来なかったりする。
いわゆる変人。
昔F1ドライバーの中嶋悟も同じことを言っていた。
あの世界でマトモに話が出来るのはアイルトンセナ位だったとか・・・
アニメ少女Aもやっぱりちょっと変わった所があるが、既に自分の才能に導かれ、その歩むべき方向をしっかり見定めているので素晴らしい人生だ。
自分が何者であるかを知り、自分にしか見えない道を進むのが本当に幸せなのだろうと感じる今日この頃。