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セブでの防災いかがですか?

投稿日:2016年4月16日 更新日:

いまから30年以上前、当時中学3年だった私は高校受験を控えピリピリした生活を送っていた。

学校から戻る頃、丁度テレビで必殺仕事人をやっていた。

必殺を見終わってから受験勉強へ突入するというのが私の生活サイクルになっていた。

15歳の私は既に欺瞞に満ちた世の中に少し嫌気がさしはじめていた。

だから世の中の矛盾を一瞬で消す必殺シリーズのコンセプトが好きだった。

せめて中村主水が悪人を成敗するときにつぶやく一言にかなり痺れた。

中村主水の記憶に残る名セリフの中でも強烈に右脳に突き刺さったものがある。

「人生50年。。。てめえは二つ生き過ぎた」

mondo

うちの父親が当時42歳だったので江戸時代だと彼は残り8年か。。。と妙な想像をしたりした。

この番組のおかげで50歳まで生き延びてみようという目標ができた。

フィリピンという無責任な場所で暮らしていと内容はどうあれとにかく生き残った者勝ちだと思う事が多々ある。

大災害の記憶はすぐ忘れ去られる。。。

今日本は熊本の地震で大変な事になっている。

誰もが今が永遠に続くと思いながら生きている。

まさかその日自分が大災害に見舞われるなど誰も想像したくないだろう。

私が経験した唯一の災害は長崎大水害だった。

今から34年前の7月23日。

私は当時中学2年。

夏休みの真っ最中だった。

夕方から物凄い雨が降り続きその日の夜に鉄砲水が発生した。

 

押し流される近所の家を見ながら高台へ逃げた。

昨日まで何の変哲もなかったのに。。。

誰もがそう思った。

観光名所メガネ橋が跡形も無く流された。

翌朝、見たこともない大きな岩が道路の真ん中に転がっていたり、でかい錦鯉や動物のパタイ(人間の最後に訪れる儀式)骸も含めて生臭い匂いが街中漂っていた。

つくづくこの世の無常を思い知った。

水害後、本屋の外には水に浸かった本が山積みになっていた。kansui

居安思危ー安きに居りて危うきを思う

私はそのことをぜひ忘れないように学校で使う参考書類はすべて冠水商品にした。

一度水に浸かった紙は乾くと波うちパリパリになる。

ページめくるたびに音がする。

平穏な日々のありがたさかな。

不足の事態に備える。

セブの災害に備える

セブでは自分の身は自分で守るのがルールだ。

公共は全くあてにならないのは百も承知。

私がとりあえずやっている事。

1)水 45リットル入りの大型容器に水を満タンにしている。

2)充電 パソコンは常にフル充電。 もしもの時バッテリーとして使える。

3)ガソリン ガソリンも満タン上等 ガソリンスタンドが壊滅しても数日移動できる

4)缶詰 保存の効く缶詰を置いている オイルサーディン等

5)充電ライト 非常用LEDライトは常に充電済み

 

フィリピンは日本と比べると毎日軽い災害にあっているレベルでインフラが脆弱。

だから普段の生活の保険としても最低1~5位はやっておいた方が良いだろう。

居安思危。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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