イナサルVS吉野家。
私は迷いなく吉野家を選んだ。
スッキリとしたまるで貸し切り状態の店内。
どれが一番人気なの?
Unsay best seller ninyo diri?
ウンサイ ベストセラー ニニョ デレ?
わざとらしく聞いた。
どこに行ってもこの質問が私の口癖となっている。
これです
Kani sir!
カニ セール
レジにいた濃い目の化粧をした小太りの女性スタッフは、まるで打ち合わせしたかのように反射的に牛丼を指さした。
マニラやSmセブシーサイドの吉野家では日本では売られていない謎のラーメンや弁当を食べている客が多かった。
しかし、SMシティーセブ店では、牛丼以外ほぼNot availableと書いてあり、注文することができない。
そりゃ、自動的に牛丼の注文のみが入るはずだ。。。
じゃあ、王道に従って牛丼並いっとこうかな。
そう注文しようとした瞬間、聞きなれた音楽が突然鳴りだし、唯一の貴重な客を放置し、スタッフが一斉にフロアーに躍り出た。
I love cebuuuuu♪
これは第34回セブポップフェスティバルで優勝作品でセブで何かイベントがあるたびにかかる曲だ。
どうでもよいが、私を放置してフロアーで踊る手前の女性はノリノリ。
万年一人シノログ状態。
黒服のバイヨットは柄にもなく恥ずかしさと躊躇を見せる。
奥の女性はおそらくサブマネージャーで、踊りがあまり好きではなさそうだ。
フィリピンいやセブ以外で踊る店はあるのかググってみたが見あたらなかった。
ここはひょっとして世界で唯一?踊る吉野家?
観光都市なのに実は観光地の少ないセブにとって、このダンシング吉野家が救世主になってくれれば。。。
ていうか先に注文とってから踊ってほしかった。
おめえさん踊り上手いやん!
Maayo man ka musayaw oi!
マーヨ マン カ モサヤウ オイ
とりあえず、いつも通り適当な社交辞令を口走ってみた。
その方が、総合的に良いことがあるのだ。
まさに祭りの後の静けさやね。。。
待つこと4分、牛丼並がやってきた。
七味と紅ショウガの大盛サービスだ。
味は少し甘めだが、個人的に味はいい線行っていると思う。
コメは日本と現地米のミックス。
しかし、フィリピンあるあるで米がブチャブチャで残念!
うちのジェンにも毎回言うのだが、フィリピン米と同じ分量の水で炊くとお粥の一歩手前な感じに出来上がってしまうのだ。。。
ん?いや、フィリピン人客にはひょっとしてこの感じがいいのか?
まあ、次回に期待しよう。
途中、H&Mの袋を持った親子が4名で入って来たが、
マン イナサル行こうか。。。
「Mang INASAL tayo」
そう言って、そそくさと出て行ってしもうた。。。
ダンシング吉野家。
セブでどう闘っていくのか、ぜひ個人的に応援しながら観察してみたいと思う。
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