40年前の日本をたどるフィリピン。
すっかり自動車離れしてしまったと言われる日本の若者にくらべ、フィリピンは真逆。
オカニさえあればカッコいい車で女の子をナンパし、車中で自撮りしフェイスブック投稿でキマリだ。
それから稼働率200%と言われるクイーンズランドへレッツゴー?
欲望渦巻く昭和の日本に相当する。
私が車の免許取ったのは19歳だった。
八王子のセブンイレブンでアルバイトして溜めたオカニで山梨県の合宿免許を申し込んだ。
わけあって運転は教習所入学前からお手の物だった。
サイドブレーキ使わず過重の加減のみでドリフト走行もこなすレベル。
私のドラテクはその頃から頭角を表し、最短2週間で卒業。
教習所の先生よりすでに余裕で上手かった気がする。
冗談はさておき、
私の大学時代はバブル経済後期。
銀行や証券会社、損害保険会社への就職が花形と言われた頃だ。
当時の某証券会社は新入社員にさえボーナス100万円支給しており、アホな先輩たちは高級車を乗り湘南あたりでナンパし我が世の春を謳歌していた。
アッシー君やメッシー君という言葉もあった。
欲望は上昇エネルギーの源。
エネルギー溢れるフィリピンはまさにバブルの事の日本を彷彿させる。
ある朝、セブンイレブンに白黒ツートンのトヨタ86が止まっていた。
きっとそこのオーナーの息子の車だろう。
藤原豆腐店仕様 トヨタ86(はちろく)。
1.946ミリオンペソ。
2017年1月のレートでは467万円。
セブ郊外でささやかな土地付一戸建が買える値段だ。
この現行型のトヨタ86はフィリピン富裕層の子息達に大人気。
しかし、世界一ドライバーに過酷な環境と評されるセブ。
17インチのホイールではデコボコ道のショックが腰を直撃するだろう。
更に低い車高、直径110φを超える大口径のデュアルマフラーは洪水の多いセブではリスク以外見えない。
しかし、無駄遣いがカッコいいとされるセブでは最高の自己顕示アイテムだ。
ところで、この車のオーナー豆腐を食べたことがあるのだろうか?
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