数年前ネット上でイクメンという奇妙な単語を目にした。
「イクメン」とは「子育てする男性(メンズ)」の略語。単純に育児中の男性というよりはむしろ「育児休暇を申請する」「育児を趣味と言ってはばからない」など、積極的に子育てを楽しみ、自らも成長する男性を指す。
私がいた10年前の日本には無かった造語だ。
つい先日、ヤフー関連記事で、イクメン関連の記事があった。
東大卒のエリートが「専業主夫」を選んだ本当の理由
先日ヤフーで紹介されていた記事を読んだイクメンヒーローの話。
夫は天下の東大を卒業後、某自動車メーカーに就職、一方奥さんは浜松医科大を卒業後、東大の研究員として勤務。
奥さんが妊娠し、夫は2年の育休をとった。
流石大手自動車メーカーには男性の育児休暇制度がある。
そのうち奥さんがアメリカ勤務となり、一緒に渡米。
育休の2年が終わるときに、夫は会社をそのまま退職。
非常に身勝手に見えるが、違法性は全くないのでイクメン夫の勝ちだ。
そして東大卒の夫はエリート街道を潔く捨て子育てに専念すべく主夫の道を歩む。
東大卒で一流企業エリートコースを捨て、潔くイクメン主夫。
素晴らしいですよねっていう話。。。
しかし、この記事に一切書かれていない重要なことがある。
それは、奥さんの年収だ。
2016年の日本人の平均年収は442万円。
もし自分の奥さんの年収が仮に600万円を超えていれば、イクメンやりたい男性はこぞって名乗りを上げるのではないだろうか?
彼がイクメンヒーローになれたのは、育休の2年間は給料はそのまま出るし、この東大研究室員としてのアメリカ勤務の奥さんの年収に相当の余裕があったと思われる。
思い切りというより、安全マージンのある自然な成り行きの下で決心がなされたのだろう。
しかし、イクメンは奥さんの年収次第という事を書いてしまっては、角が立つのだろう。
妻の高収入は離婚の原因?
日本は夫が外で稼ぎ、妻は家事をするというスタイルが基本である。
そこがフィリピンと決定的に違う点だ。
古くから嫁は木尻(きじり)から貰えという言葉がある。
嫁は自分より貧しい家から貰った方が良いという意味だ。
日本人がフィリピンでそれをやったら、大切にされないどころか、いずれ本当のフィリピン人旦那が現れ、一瞬で寄ってたかって財産を乗っ取られ、終いには大使館の前に捨てられるらしい。
今更ながら恐ろしい国だとつくづく思う今日この頃。
一般的に言われる妻の年収が高いと離婚率が高い原因。
・妻に稼ぎがあるので離婚する際に躊躇がない
・共働きの場合、家事の分担がうまくいかない
・夫のプライドが傷つく
・仕事が忙しく、夫婦の時間がとれない
夫の傷つくプライドというものが謎だが、傷つく前に努力しろよ。
仕事が忙しく夫婦の時間がとれないも詭弁だろう。
夫が海外赴任や遠洋漁船乗組員の家庭は全滅か?
私の経験上、夫婦愛は絶対時間量ではなく濃さだ。
東大卒のイクメンヒーローが成立するには、十分な奥さんの収入と夫が誇りを失わず夫婦のバランスを取るという二点だろう。
ちなみに、不労収入(ティムのみが働く)で暮らしていけるようになったらぜひイクメンになりたいと思いながら生活している。。。
40過ぎての子育ては2倍楽しい。子供によって自分は父親にしてもらっている実感にあふれる。
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