仕事のスキルを磨くためにフィリピンを捨て日本に戻ったM氏。
日本とフィリピン両方経験した立場の客観的視点が非常に興味深い。
彼はサンミゲルライトを片手にしみじみと語り始めた。
「日本のリスクは人間に依存し過ぎで、その人が辞めたらアウトなんですよね」
1人がスーパーマンのように何でもこなす、佐川急便だとセールスドライバーで、すき家だとワンオペと言ったところだ。
そしてサービス残業当たり前で、昼休みでさえ12時なってもなかなか席から立ち辛い。
日本人は外国人から指摘されるように”自分がどれだけ頑張っているかを他人に見せる”のが好きだと言われるゆえんだろう。
もし仕事が少し暇になった場合でも”頑張っているフリ”をしなければならない。
つまり、どれだけ自己犠牲を払っているかが評価される自虐的文化の結晶ともいえる。
彼が憧れた職業的プロとはマンパワーに依存しまくる日本式労働形態の産物だったのだ。
一方、フィリピン式は業務の内容が限定的に明確化され、誰かが辞めても引き続き操業が持続しやすい。
フィリピン式はワーカーのスキルが限定的になってしまうが、アドバンテージとして仕事は仕事として割り切り、あとは自分の時間を謳歌しやすい。
そして会社としても人的依存リスクが少ない。
日本式の”頑張る”スタイルは終身雇用があってこそ成り立つ一種のごっこ的パフォーマンスであり、今となっては頑張りすぎる日本人労働者にとってはリスクのみが残るのだろうか?
しかし、究極にはどっちが良いかということより、どっちのスタイルが好きかという事だ。
ちなみに私はフィリピンスタイルのほうが最近好きになってきた。。。
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