私の仕事として某語学学校の毎週のメールマガジンを担当しているのだが、今回はこのネタを入れてみた。
懐かしの空耳アワー。
昔タモリ倶楽部というテレビ番組でやっていたのだが、洋楽を中心に妙な日本語に聞こえるというネタで「やっぱ言ってるよ~」とテレビの参加者同士盛り上がっていた。
分かり易いネタとしてビデオを少し編集してみた。
英語ではなくイタリヤ語でのサッカー中継だが、けっこうイタリヤと日本語はひょっとして近いのかもしれないと錯覚するほど、妙な日本語に聞こえてしまう。
Tバッグが流行りやすい
泣き寝入りはしない
サッカーとは全く関係ないセリフが飛び交うが、もしイタリヤ語を習得したければ、少々恥ずかしいかもしれないが、そのままこれを言ってみるとネイティブからブラボーと言われるだろう。
もっと勝手に自分を愛したい~!
深い言葉だ。
自分を勝手に愛する事を文化的に禁止された日本人への愛のメッセージかもしれない。
ここはビデオの様子からして、ひょっとして文法的にも正しいのではないだろうか?
エルボーで腹痛い!腹!
確かに痛そうに倒れているではないか。
私が10年前、知り合い一人いないセブのコケコッコーなジャングルで生活を始めたころ、どうやってビサヤ語を覚えたかというと、聞いたままそっくり真似しただけだった。
今思えばろくに教えてくれる人が居なかったのが幸いした。
たとえば、ふもと町の市場で魚を買っているおばさんの会話が自分の耳にはこう聞こえていた。
「パリパリたこ 兄、ピラニア」
状況からして、恐らくこんな意味だろうと推測した。
「私、これいただくわ、幾ら?」
これは商品の種類に関係なく、汎用性の高いセンテンスのようだ。
私も真似して「パリパリたこ兄 ピラニア」を言ってみたらちゃんと通じた(笑
それから生活を重ねるうちに色々とビサヤ語についてはっきり分かって来たのだが、正解はこんな感じだった。
パリパリたこ 兄 → パパリッタコ アニ
ピラニア → ピラニ
これをもし文法を含め学校で習っていたら、私のビサヤ語は不自然でカタカナチックだったに違いない。
ネイティブ発音を手に入れるには学校で習った状態で終わっては行けない。
実践の現場からそのまま直輸入すべきだろう。
日本人の英語が教科書チックだと言われるのは、あまりにも、学校や教材がそろい過ぎで、勉強で理論武装し過ぎな気がする。
もっとワイルドに空耳で直接ネイティブ達からゲットしたサウンドをそのまま活用する事を願ってやまない。
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