2年ぶりにセブ島の反対岸へ出かけた。
通訳を兼ねたトリップは結構久しぶり。
行先はBALAMBAN(バランバン)。
バランバンと言えば、チュネイシ造船とLiempo(豚の油身をこんがり揚げた体に悪い食べ物)が有名。
JYスクエアを左手に見ながら突然ヒルクライムが始まる。
セブ市内より綺麗なワインディングロードをひたすら西へ。
今回はまずWest35という所で一旦ピットインする予定だ。
道中、中途半端に遅い二人乗りのオートバイを数えきれない位パスしながら45分後、遠くに造船所が見えてきた。
向こうに薄っすら見える島はネグロス島だ。
小高い丘にそびえるのは最初の目的地West35のレストラン。
施設としてジップラインと子供のアスレチックがあるのだが、かなり中途半端だ。。。
ジップライン乗り場まで歩いて行ったが、そこはまるで廃墟のように静まり返り誰もいなかった。
個人的には大好きな環境だ。
風通しの良いレストラン。
いかにも裕福層な顔をしたフィリピン人ばかりが座っていた。
わざわざこんな所まで来て飯を食うなんて時間とオカニをよほど持て余しているに違いない。。。
私の視界にフレッシュサラダを食べている家族が居た。
フィリピンで野菜サラダは富裕層のたしなみだ。
テーブルに並んでいるボトル。
パッと見、肉ソースかサラダ用のドレッシングかと思ったが、黄色い泡の出る液体だ。
CEBBU CITY'S ONLY BEER GARDEN
黒白緑の3色が並んでいるが、黒はアルコール度数8%。
白は5%。
もう一つのグリーンは8%。
「でも昼間だからいいかぁ」
どっかのオヤジ殿の様につぶやき、黒い奴を飲んでみることにした。
オッサンの絵が描いてある。ふ、おあつらえ向きだ。
注文後、黄色い泡の出る液体は思ったよりスムーズに出て来た。
流石は高級店!
指がくっ付くかと思われるような霜の付いたグラスが出て来たが軽いプラスチックの容器だ。
レッドホースより2段階強い8%の黒い黄色い泡の出る液体。
飲んでまもなく腹の底からグワっと効き始めた。
もし横に美女がいたら無防備に口説きたくなる感じとでも言おうか。。。
注文していたフレッシュサラダとチキンもすぐにやって来た。
サラダは黄色い泡の出る液体に全然合わないが、このチキンは強烈に美味かった。
マーガリンではなく、本物のバターとチリソースで上手く味付けしてある。
このチキンを頬張りながら飲む黄色い泡の出る液体は順調に私を酔わせてくれた。。。
そういえば仕事で来てたのを急に思い出したが、すでに通常の世界へ戻れる気がしない。
勢いのままグリーンのボトルも飲みたかったが、またの機会の楽しみにとっておこう。
セブの市街地に住むと汚れた空気で肺が汚染されてしまう。
山の空気をたっぷり肺に入れ、少しは浄化しよう。
フレッシュな空気とサラダ。
セブの喧噪を離れ、たまには体が喜ぶことをするのもいいな。
そんなハレの日曜日。
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