エスカリオ通りのマック。
久しぶりに入ってみたら、物乞いの少年が店内でたかり放題。
無秩序極まる店内はまるで核戦争後の荒廃した地球を彷彿させる世界だった。
以前は窓の外を目につくようにウロウロし、客と目が合うと手を伸ばしてきていたのだが、とうとう大気圏突入してしまったようだ。
明らかに不快な顔をするフィリピン人1割、全く意に介さないのが9割といった感じだ。
流石フィリピン!
客が気にしなければ、そこに改善や改革は行われないだろう。
しかし、最も驚いたのは、店のマネージャーが全く気にしていないというか、まるで見なかったことにしようという徹底した現実逃避ぶり。
尻をくねらせモンローウォーク気味に歩く様は自意識の高さがうかがわせる。
少年が前をウロウロしても丸無視。
カオンタ(食べようぜ)。
少年は私と目が合うと嬉しそうにキャッキャした。
フィリピン人のカオンタは別に分け前をくれるわけではない。
「自分だけ食べるの恥ずかしいダカラお前も自分の物を出して食えよ」と反射的に言う文化がある。
彼はこの超放置マックがある限り不滅だ。
しかし、フィリピンのマネージャーは役に立たない。
偉そうにふるまうのが仕事の名誉職だ。
カルチャーショックは消えない。
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