フィリピン人の給料ってざっくりどれくらいなのだろうか?
日本人の場合、月収または年収がいくらという単位で表現するのが普通だが、フィリピン人に月収いくら?と聞いても困った顔をされる。
その理由は日当という単位で生活しているので、自分が一カ月にナンボ収入を得ているのか計算しなければならない。
さらに、給料は月に2度に分けて支給されるので15日分の給料は幾ら?という聞き方ならば、すぐに答えることが出来るかもしれない。
2017年7月現在、身の回りのフィリピン人に聞き込み調査をした結果の通りとなった。
ハウスキーパー(住み込み)3000ペソ~4000ペソ
モールの販売員 7000ペソ~9000ペソ
語学学校の講師 12000ペソ~15000ペソ
銀行の窓口(新卒)13000ペソ
ジョリビーのマネージャ 14000ペソ
市役所の窓口のおばさん 16000ペソ
国公立大学教授 20000ペソ~25000ペソ
某5つ星ホテルのマネージャ 30000ペソ
セブの求人情報mynimoを見てみると最近の求人の動向が分かる。
参照元mynimo
2017年7月現在2559件の求人が掲載されている。
Management(大卒)
Oversea(海外OFW)
Highschool grads(高卒)
Part time Jobs(パート)
日本の場合、月収100万円の人と80万円の人の差は月額20万円もあるが、これがフィリピンに当てはめると、10000ペソの人と8000ペソの差が大した違いに感じない。
私はここは非常に大切な観点だと感じる。
たとえキッチンスタッフやモールの販売員など月給8000ペソで雇える職種であってもできれば2000ペソ上乗せして大卒で固めたほうがコスパが高いと断言したい。
つまり、フィリピンで大卒と高卒は給料の差より、信頼性の差の方が比較にならないほど大きい。
飲食店のキッチンスタッフは別に大卒じゃなくてもいいと、その辺から適当に雇い、あげくの果て店のオカニを盗んで消えたり、店の黄色い泡の出る液体を盗んで売り飛ばすなど日常茶飯事。
8000ペソと10000ペソ。
2000ペソの差が効くのだ。
料理の経験は関係ない。
ちょっと頭が良ければ良ければ3日で覚える。
学歴の話は非常にデリケートな問題だと心得ているつもりだ。
それが根深い心のざわつきになりやすい事も知っている。
しかしこれは差別ではなく区別という観点だとFIXしたい。
特にフィリピンでは大卒だから賢いとか数字に強いとかいうスキルの問題ではなく、4年間大学に通ったという事が大きい。
フィリピン人はよくオカニがなくて大学を途中でストップするという話をよく聞くがほとんど嘘だ。
なぜなら高級スマホの為にはローンを組んだり援交してでも無理して買っているではないか。
朝から学校へ行くのが億劫になったり、試験を飛ばしたりして学校と疎遠になっていく。
オカニが無いという大義名分を打ち立てストップするのだ。
私は2014年から大学へ身を置き、自ら自分の生徒と向き合ってきて確信した。
フィリピン大卒の価値は何を学んだかより4年間通って単位をちゃんと取って卒業することだ。
だから大卒を採用する意味は、その辺を意識して判断すべきだと考える。
ハウスキーパーとかベビーシッターでも大卒から選ぶのもアリだ。
以前大学の生徒に聞いたことがある。
オカニが高かったらハウスキーパーとか掃除スタッフやるか?
答えは当然YES。
次回はフィリピンの有名大卒がいくら位貰っているかという話題に触れたいと思う。
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