昨夜、ティムがニヤニヤしながら海賊版DVDを握っていた。
セクシャルで危険なパッケージだ。
今夜俺はやられてしまうかもしれん。。。
フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ
ロンドンに在住の主婦がオンライン上に投稿したあるSM官能小説が空前の大ヒットとなり、ついには書籍化され、世界50カ国で翻訳出版され累計1億部を突破したベストセラーとなった。
やっぱ主婦ってひま凄い!
そしてそれが映画化され、2016年フィリピンでも上映されたのだが、当然内容はR-18扱い。
日本語翻訳版
フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ (上) (RiViERA)
英語原版
あらすじ
男性経験ゼロのちょっと野暮ったい女子大生(穴アナ)が主人公。
友人の代わりに有名大企業のヤングエグゼクティブCEO(クリスチャン・グレイ)に学生新聞用のインタビューに訪問した際、見初められるというシンデレラストーリー。
しかし、その男には秘められた趣味があった。
彼の正体が明らかになっていくR-18セクシャルバイオレンスラブストーリー?
男性スペック
・27歳で金髪碧眼な超イケメン
・マッチョダンサーのような体形
・なぜか凄い大富豪
・メールの返信はフィリピン人並みに超マメ
・やたらメッセージ性の高いプレゼントが凝っている
・絶倫(1日3、4回当たり前)
・柄にもなく嫉妬深い
これが女の妄想が作った理想の男性像だ。
こんな単純で現実味のない男が出てくる本が1億冊も売れるのは事実。
ガイサノの入口にいるガードマンが主人公では絶対に実現しないのだ。
彼女はミステリアスな彼にどんどん惹かれ、勢いで処女を捧げてしまう。
そんな時、彼からドライな提案があった。
SMメイトとしてのビジネス契約。
初めての男が大富豪でイケメンでマニヤックな性的倒錯野郎。
男性にとっては意味不明だが、征服欲を満たされたいという女性の本能には120%マッチする。
ここで二人の微妙な駆け引きが始まるのだった。
人間関係の根幹 主従
人間関係とはつまり主従関係に帰結する。
この主従関係がはっきりしている方が関係性を安心して築きやすいという人も結構多い。
目に見えない関係性のアドバンテージは友人のように対等な関係でさえ為替相場のごとく日々刻々と微妙に変化するものである。
Dominance and submission(ドミナンスは支配役、サブミッションは従属役)。
この映画でやたらと出てくる実践英単語だ。
女性は男が思うよりSMに興味がある?
彼の家にはGREY専用赤いプレイルームというのがあり、まるで拷問博物館のように責具が揃う。
マニヤにはよだれの出る珠玉の一品揃いなのだろう。
SMメイトとしてのビジネス契約。
まるでキャバクラ派かソープ派の分かれ道に似ている。
その男は目的をダイレクトに達成するための手段を選んだ。
今までSMプレイへの同意書にサインした女性は15名。
交際する女性が守るべきルールを記した秘密保持契約書を提示されたアナ。
映画会社は監督を選ぶ際に女性監督を採用した。
ちょっと危険で変態チックな白馬の王子を夢見る女性トワイライターを世界規模で劇場へ動員するのだ。
女性は男が思うよりSMに興味があると聞いたことがあるが、映画館にこれを観に行ったティムの友達によれば、女性同士の客が目立ち大いに盛り上がっていたとのこと。
AVは男目線で作られた世界だが、これは女性目線で女性の都合に合わせて作られた作品。
男性はAVよりもこの映画で女性の望む世界観を学ぶことが出来るのかもしれない。
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