『フィリピンはアジア最速のHIV感染国』
セブ島では2017年の1月から5月までに360件のHIV感染と26件のエイズ感染が報告された。
流石に最近ではフィリピンってエイズ聞かないですよねって惚けたことをいう人も随分減ってきたが、想像以上に凄いことになっているようだ。
「最近、ちょっと体調が悪くて俺エイズかも。。。」
そうやって不安を抱きながら日本に戻りエイズ検査を受けた人を何人も知っている。
エイズはイヨット(ビサヤ語)ばかりではなく、輸血や歯科治療、医療機関での注射針やその他のルートでも十分感染する可能性があるので、フィリピンに住む人間としてはもはや他人事ではない。
私がエイズに関する記事を初めてブログで書いたのが2013年11月4日。
その頃はまだフィリピンでエイズというイメージはそれほど濃厚ではない頃だった。
それから1年3か月後に続編を書いた。
新聞に具体的警告データが出ている。
感染者が増えたというより、調べてみたら実は凄いことになっていたという流れだ。
それから2017年1月25日の記事。
「生理が来ない!?」という記事の中でエイズについて書いた。
エイズが世の中で最初に騒がれたのは私がまだ中学生の頃だった。
1984年、タイで初めてのエイズという不治の病の患者が出たというニュースが鮮烈なまま記憶に残っている。
タイ政府発表によれば2010年時点でHIV感染者の数は100万人を超え、すでに64万人以上がパタイ(人間の最後に訪れる儀式)亡したらしい。
しかし、その後、ミスター近藤さんと呼ばれる政治家が10年以上かけ近藤さんキャンペーンを実施し、HIV感性者数を90%減らすことに成功した。
世界銀行によれば770万人の命を救ったとされる。
一方、フィリピンがアジアでHIV最速蔓延国になる要素はバッチリ揃っている。
■カトリック国
■政治家が白い粉の元締め
■快楽主義
カトリック教会は近藤さんがエイズを拡大するとか意味不明な事を言っている。
だから近藤さんに対する認識が薄くキャンディーやガムと同じ扱いだ。
それから、タイのメチャイビラバイダヤ氏のような素晴らしい政治家はおらず、自ら気持ちくなるケミカル類で一儲けしている悪党ばかりだ。
先日フィリピン南部のウサミス市長と家族を含む関係者13名が気持ちくなるケミカル類関係で大統領に殺られたばかり。
それから次にやられるのはどいつだという新聞記事が印象的だった。
しかし、そんなフィリピンでもちゃんと近藤さんを使ってイヨット(ビサヤ語)しているカップルもいる。
以前、ラブホに行った時に、ゴミ箱の中に使用済みの近藤さんがベロンと横たわっていた。
私は猛烈に感動した。
「ほぉ、この国にも使う人おるとね!」
やはり、この国にかけているのは教育だろう。
エイズ問題のみならず、因果が想定できない刹那的な人が多すぎるように感じる。
性教育より、まずは算数や数学の学習で想定する左脳を育成する。
生+イヨット(ビサヤ語)=子供
それからようやく明るい家族計画という話が出来るようになると信じて止まない。
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