先日、セブの某ハイスクールを訪問した。
セブ市のミドルタウンに位置する某ナショナルハイスクール。
よくフェイスブックでお友達になったローカルフィリピン人の個人情報の欄に出身校がナショナルハイスクールと書いてある。
ナショナルと聞くといかにも国家規模のようなハイクラスな印象をうけるのだが、実は真逆で庶民が行く底辺のパブリック高校の総称でもある。
もちろん教室や共用部分にエアコンは無く、パタイ(人間の最後に訪れる儀式)にそうな野良犬も歩いている。
よっぽど東北にある野口英世の生家のほうが立派である。
フィリピンの匂いが漂うひび割れた床に手塗の歪んだ壁が特徴で昭和の土塀を彷彿させる。
尿意をもよおしたのでトイレを借りたのだが、発見するのに少し時間がかかった。
無意味に並んだプランターにカモフラージュされたブルーのドア。
恐る恐る中へ入ってみると、ストイックなまでに無駄をそぎ落とされた便器がまるで遺跡か廃墟のようにギリギリのラインでポツリと存在していた。
便座もウォシュレットもタンクもないスタイリッシュなフォルム。
日本人はまずこれが便器だと認識するのに時間がかかるだろう。
いや、現実を受け入れるのが難しいと言った方が的確か?
どっち向いて座るのか?
いや下手に座ると人格が瞬時に崩壊してしまうかもしれない。
異次元の空間では便座のみならず、トイレットペーパーもなければ使用後にどうやって流すのかも不明。
壁の落書き。
基本的に恋愛関連が多い。
Judy ann(ジュディアン)とKim(キム)はどちらも女性の名前だ。
同性愛の多い国だ。
この廃墟感こそがフィリピンらしさを感じて止まない。
普通はトイレの中に水の入った大型バケツと柄杓が入っており、それを股間にバシャバシャかけて手動のウォシュレットとして機能する。
前より後ろ側からかける派のフィリピン人が多い。
ちなみに私は前から派。。。
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