「ソッシャル カーヨ!」
これは覚えておくと便利なビサヤ語の一つだ。
贅沢な事柄や人間へ向かって言うと吉。
日本だとその手の表現には皮肉がたっぷり抽入されてしまうが、フィリピンでは全く問題ないどころか、むしろ褒め言葉として純粋に捉えられる。
ジョリビーでC1ではなくC2(チキン2つセット)を食べているフィリピン人に「ソッシャル カーヨ」と言ってあげるとサクトな感じ。
うちの近所の某カフェ。
ここはちょっとしたソッシャルな場所だ。
WIFIとエアコンと趣向を凝らした内装や家具を揃え、飲み物と軽食やケーキで平均客単価は300ペソ付近に達する。
そこで本物のIphone7とかマックブックを広げ、フェイスブックのメッセンジャーで店で撮ったセルフィ写真と共に「Gimingaw ko nimo dong」と彼氏に送ればお約束通り。
「ソッシャル カーヨ」だとひと目でわかるふくよかなフィリピーナが3名。
白い服を着て横並びに座っていた。
マンダウエ市にあるソッシャルな医科大に通う大学生だ。
歳の頃はそうさのぉ20歳前後。
パツンパツンの白いユニフォームに包まれた豊満バディはソッシャルな生活ぶりを象徴する。
セブで最もブヒブヒいわせているのは、白衣のユニフォームを着た医学部生だ!
基本的に彼等はジプニーに乗らず自家用車を自ら運転して大学へ行く。
授業は卒業できる程度に出席し、クラスメートとソッシャルなカフェのたまり場へ集まる。
ビサヤ語は知ってても知らないフリをして、まるで身分の違いを見せるようにスラング交じりの早口英語をまくし立てる。
庶民から高額医療費を吸い上げ、それがソッシャルなカフェへと循環するフィリピン経済構造だ。
今回はぜひ褒め言葉としての「ソッシャル カーヨ」をマスターして楽しいセブライフをお過ごしいただきたいと願って止まない。
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