フィリピン生活で困ることの筆頭が移動。
マニラはもとより、セブもここ近年歩いたほうが絶対早いレベルでの渋滞が慢性的となり数年後にはまともに生活ができない状況が歴然と予測される。
日本の場合、都市部に関してはバス、電車、地下鉄など公共交通機関が充実しているので、予定通りに目的地へたどり着くことができる。
しかし、セブの場合、市街地を移動するための合法的移動手段といえば、ジプニー、タクシーのみだ。
ジプニーは便利であるが、治安が悪く車内状況がエアコンの効いていない通勤時間の山手線並みに過酷なので、これを常用しましょうとは口が裂けても言えない。
しかし、最後の砦的なタクシーがまた切ないほどキナ臭い。
あるシニアの日本人が「フィリピンのタクシー運転手は雲助だ」と言っていたのが言い得て妙。
そこで、いまや世界的サービスとなったUBERやGRABというサービスが幅を利かすようになった。
スマホのアプリで呼べる配車サービスだ。
最大のメリットは明瞭会計!
フィリピンのタクシードライバーは日本人の顔を見るたびにメーターを使わず吹っ掛けてくるのが多い。
とくにマニラは3人に1人は悪どいタイプだ。
UberやGrabは検索時にまず料金が表示され、その金額以上は請求してはいけない。
もしおかしなことをすると、そのドライバーの履歴に傷がつく仕組みになっているのだ。
先日、知り合いの日本人が、アヤラ付近のホテルからGrabに乗ったらしい。
行先はドラム缶焼肉”粋”。
友達と夕方6時半に焼肉を食べる約束をしていたらしいが、夕方のラッシュアワーではなかなかタクシーが捕まらない。
結局Grabアプリで呼ぶことになったのだが、乗車できたのが6時15分。
絶対間に合わない。。。
フィリピンといえども遅刻は許されないのが日本人社会だ。
彼は非常に焦った。
どう考えても30分以上かかる。。。
しかもやってきたGrabのドライバーはババエ。
年のころはそうさのぉ、35歳くらいか。
絶望的な気持ちのまま、彼はセブの適当な運命に身をゆだねるしかなかったのだ。
しかし!
事態は思わぬ方向へと展開することになった。
「すごいんですよ、その女性ドライバー」
彼は興奮気味にその時の状況を語り始めた。
絶対そこ道じゃないってところをまるでラリードライバーのように突き進んだらしい。
そして、イニシャルDの溝落としばりの技を駆使し、タイヤを側道の溝にひっかけてコーナーをインから鈍いピノでイ車を刺しまくったらしい。
ほかのタクシーがじわじわ幅寄せしてきても、まるで競艇選手のように競り負けなかった。
そして結局ドラム缶焼肉”粋”には18時35分に到着した。
セブで100年に1度起きるかどうかのミラクル!
「うちの嫁だったら、30分以上絶対かかってますよ!いやーあれはすごかった」
ちなみに彼は50代で嫁は23歳美人。
GrabもKTVのように指名制だといいな。。。
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