先日はじめてSMの呑気で出会った日本人から聞いた話が凄かった。
K氏は一見茨城の元ヤンかという垢ぬけない風貌だが、ヨーロッパの大学で医学博士号をもち、英語もふくめた知的レベルはずば抜けて高い。
いまは余裕の香る気ままなツーリストだが、何が悲しのか、過去に人生のいたずらに身を任せ、セブでサバイバルに働いて生活していたらしい。
セブで生活していると得体の知れない理不尽な出来事はお約束だが、彼は不運自慢のモトボサツさえも恐れ入る程のハマりかたをした。
賢いひとほどやられる詐欺
フィリピンといえば、他人の物は俺の物とばかり、いたいけなツーリストが無邪気に型にハメられる。
・ボッタくり
・スリ&置き引き
・ギャンブル恐喝
・睡眠薬強盗
・ホールドアップ、少女系美人局
・クレカのスキミング
ギャンブル恐喝の聖地アヤラモール。
一見ソッシャルな雰囲気でワイルド惑星の中でも安心感の漂う特別区域のように思えるが、実際オカニモチの集まるところほどコッテリ危ない。
ギャンブル詐欺なんて古典的な罠に引っかからないと普通は思うが、彼の話を聞いて恐ろしくなった。
セブに来て三日目。
アヤラモールで中年のフィリピーナに英語で声をかけられたらしい。
そのおばさん、薬学系の本の翻訳に手を焼いており、助けてほしいということだ。
彼は不幸にも英語、薬学も堪能。
そして日本人特有の武士道精神が発動してしまった。
そのおばさんの車で翻訳場所まで向かったらしいが、もうアウエイへ行ってしまうとアウト。
無理やりテーブルに座らされ、有無を言わさずカードギャンブルが始まった。
もしこの状況で抗うと鉛の玉のでる黒い筒社会のフィリピンでは命の危険が俄かに漂う。
さらに不幸は重なった。
彼はカードマジックのセミプロで、ギャンブルに負けなかった。。。
逆ギレ!
フィリピン人は盛んに逆ギレする。
悪党どもは彼を脅しつつ彼の家まで来て、家にあった全財産を巻き上げたのだった。
警察に相談したが、サル過ぎて全然役に立たない。
1/2+1/3が解けないサル警官が考えるおとり作戦がまたサルの惑星。
犯人から連絡が入った時に、いうセリフをサル警から指示された。
「もうフィリピンいやになったから日本へ帰る。まだオカニ沢山あるから空港まで取りにきて」
さらにサル芝居度は加速した。
空港の待合場所の付近に誰が見てもわかる怪しい私服警官が取り巻く。
一瞬でおとり捜査だとわかる状況。
犯人から連絡が入ったが、そんなところに来るバカはいない。
結局黒幕は捕まえられなかった。
最後にサル警が行ったのがまたザフィリピン。
「警護するからオカニだせ」
お後がよろしいようで。。。。
とにかく、理由は何であれ、フィリピン人の家に着いて行って恐喝されても自己責任。
ご安全に!
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