民度が低いと評判のフィリピン。
風通しの悪い路地へ行くと、とにかくアンモニア臭が凄い。
街は大きなゴミ箱であり、壁は全部男性用トイレ。
交通マナーもあったのもじゃなく、横断歩道はただの飾りで歩行者は道のど真ん中で孤立する。
自分のことだけ考える完全個人主義。
チャラいアメリカ文化から権利だけきれいに削除した無政府状態。
毎朝のニュースは鉛の玉のでる黒い筒と気持ちよくなるケミカル類とパティオンばかり。
これを見た多くの日本人は「あと30年は変わらないね」とつぶやくのだ。
しかし!
これは国民の8割を占めるC、Dクラスの話。
A、Bクラスは無駄な資産と想定以上の常識や教養を持っている。
先日SMシーサイドへ出かけたのだがその時に衝撃的な事件があった。
ここは世界でも5本の指に入る巨大モールで、まだテナントスペースがすべて埋まっていないほど閑古鳥が鳴く無計画性極まりないアホな場所だ。
まだ新しい映画館は観客も少なく実に素晴らしい。
ブラックパンター(日本ではブラックパンサー)を観てみることにした。
※フィリピン英語ではパンサーがパンターとなる
3時半からの上映をチョイスしようとしたが、なんとおひとり様300ペソ。
高い!セブの一般日当額に迫る勢いだ。
例の3Dになるメガネをかけて観るタイプの映画だった。
上映中に携帯通話するバカも居なければ、スマホを弄って鑑賞妨害するのも居ないので終始映画に集中することができた。
高い場所はそれなりに人種が整理されるのだ。
映画終了後、席を離れ外へ出る時に驚愕の出来事が起きた。
なんと殆どの観客が自分の食べたポップコーンやドリンクのゴミを客席に残さず入り口の清掃員の持つゴミ袋へ入れて出ているではないか!?
初めて見た光景だ。
日本では普通のことがアメージングストーリーとなる。
清掃員に聞いてみた。
なんでここの客はゴミをちゃんと捨てるのか?
「Nganong diri ang mga tawo mglabay ug basura sa trash bag diretso?」
しらん
「Wa ko kabalo」
聞いた相手も悪かったし、だいたい奇妙な質問だろう。
フィリピン全体の民度が上がっているとは思えないが、高い映画館はフィリピンあるあるの圏外になっているようだ。
高くても満足したい人はぜひSMシーサイドの高級映画へ。
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