カルチャーショック

【重大】フィリピン人を雇う人が知るべきたった一つの事

投稿日:2018年3月3日 更新日:

先日、セブの日系企業を訪問した際に会議室に貼ってあったポスターが目に入った。

5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)。

フィリピン全滅。。。

有言実行、先意承問、誠心誠意、日々精進。

× 有言実行:つまり仕事の上では納期を守ること。

× 先意承問:相手つまり顧客目線で物事を考えること。

× 誠心誠意:手抜きをしない。

× 日々精進:謙虚さ

おいおい、フィリピンって一つもカスってすらいないじゃないか!?

整理

郵便局に代表されるように、フィリピンの職場はまるでガラクタ市のように散らかっているイメージが強い。

まず仕事に必要なものとそうでないものを分ける。

つまり職場のデフラグが必要なのだ。

それと優先順位を考えて行動する。

例えばクリスマスとかハロウィンシーズンの時、まるで小学生が作ったような手作り感満載の飾りつけに何日もかけて物凄い情熱と時間をかけるのが労働時間の割り振りとしてどうなのか。。。

整頓

オフィスや調理場でいつもホッチキスやボールペン、調理器具など探しているロスが勿体ない。

他人の物と自分の物の区別が薄い社会なので許可なく勝手に使うし、元の場所へ戻すという習慣もない。

だから肝心な時に必要な物が見当たらない。。。

アリとキリギリスでは完全にキリギリスタイプの国民性なので、その場の事だけ考えて行動しがちだ。

それと、フィリピン人は基本おしゃべりだ。

ぺちゃぺちゃいつも喋っている。

それはまあ良いとして、テーマが不明確で話が迷走する。

「それってなんの事?」と途中で確認入れないとわからない。

相手にとって必要な情報を端的に伝える練習が必要だ。

清掃、清潔

ポイ捨て社会では綺麗にするどころか散らかすのが得意。

ファーストフードも食い散らかしてそのまま立ち去るのが普通。

そんな人達に掃除しろとか清潔にしろと言ってもピンと来ないだろう。

うちのゼルもゴミ箱がオーバーフローしても捨てに行かなかったり、食べ物をその辺に放置するので毎回注意しなければならない。。。

もし職場を皆で朝から掃除して仕事に臨むフィリピン人経営の会社があればそれは奇跡的な事だ。

実はここが一番難しい!!

基礎を飛ばして自分の好きなように育つと、自己肯定力と幸福度は高いが、団体のルールに従う事が苦手な人間になってしまう。

実際フィリピンの法律はあってないようなものだし、ルールも日替りだ。

学校の先生自体が始業時間に大幅遅刻してくるから終わってるけど。。。

 

まとめ

ひとつひとつ検証するとギャップがあり過ぎて全部達成するのは不可能なレベルだが、個人的にはまず公私混同文化をやっつけることが最も大切だと考える。

たとえば、フィリピンは就業時間なのに子供や家族、パートナーを職場に呼んで、皆で和気あいあいするのが普通にある。

会社側もそこを引いたりせず、むしろウエルカムな雰囲気だ。

つまり公私の区別がほぼ無い。

だから仕事に対するプロ意識が持てないのだ。

顧客へも甘える。

彼氏と喧嘩してきた嫌な気持ちのまま顧客を前に顔や態度に出したまま対応するのも公私混同が許されているからだ。

ポスターの5Sをフィリピンに課す前に日本人とフィリピン人の根本的違いを知ることが大切なのだ。

公私混同は相手への甘えをもたらす。

遅刻、無断欠席、失敗の言い訳や誤魔化し、納期の遅れなど相手への甘えが引き起こしているのだ。

この公私の区別を如何につけさせるかを課題に取り組むと良いことがあるかもしれない。

 

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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