4月10日に母が他界した。
葬式には行かなかった。
いや行けなかった。
なんと私は闘病していたことさえも知らずにセブで暢気に生活していたのだ。
そして何の因果かカワイイちゃんの誕生日が命日となってしまった。
実はこれを知ったのは弟のブログ。
私はこの数年、彼のブログをチェックするのが就寝前の儀式となっていた。
それを読むたびに家族に異変がないことを同時にチェックしていたのだった。
一度身内が入院してブログの更新が遅くなったということがブログに書いてあったので気になったのだが、そのまま日々に流されていった。
母が他界しましたという一文に大きな衝撃を受けた。
今年はカワイイちゃんを連れて母親に顔を見せようと具体的に計画していたのだが、そのいつかはついに来なかった。
悔しい。
切ない。
そして、自分の判断の甘さへの自己嫌悪が渦巻く。
幸い同居の弟がすべてを取り仕切り、葬式も立派に済ませてくれた。
明日が必ず来ると思ったら大間違い。
この不甲斐ない長男に救いはあるのか?
この反省と恩は一生のものとなるだろう。
海外で暮らすリスク。
弟は私の携帯番号を知らず連絡が取れなかったという。
なんとなく疎遠になってしまい、いざというときにこんなことになる。
ひとえに私の生き方の結果だ。
5月中旬に長崎へ戻り、今更ながら亡き母へ向け墓前でいろいろと話そうと思う。
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