先日、日本からゲストが2名セブへ上陸した。
私は通訳ガイド兼ボディーガードとして行動を共にしたのだが、1名はフィリピン初体験。
出発前まで仕事そっちのけで私の赤裸々ブログを読み耽ってしまったらしく、終いにはセブへ行くの止めたいと思ったとか。。。
書いた本人が言うのもなんだが、一般の日本人として正常な反応だと思う。
初めてセブへ来た人のカルチャーショックは良くわかる。
ハワイの親戚みたいな感覚で来たら即アウトだ。
私も初めて元カノTにセブへ連れて来られた時は全てが衝撃過ぎた。
まず、初めて乗ったフィリピン航空の機内で飲んだオレンジジュースが着色された激甘砂糖水だったあたりから不安と冒険心が急速にブーストした。
到着したら無駄に家族がぞろぞろ10人迎えに来ていた。
この人たちは今から一体何をしてくれるのかと興味深々だった。
空港から本線へ合流した時、トラックの荷台に人間が何人も乗っていたり、派手なカラーリングのジプニーの後ろに乗客が無理やりしがみついていたり、125CCのバイクにノーヘルで5人も乗っていたり。。。
交通戦争と言いたくなるほど、車線変更のたびに並走している車が体当たりしてくるありえない光景。
セブはしょっぱなからぶっ飛ばしてくれた。
海外といえば限定的な上海とウクライナしか知らない井の中の蛙ボサツ目線では同じ地球とは思えなかった。
到着してから興奮冷めやらぬ勢いで現地ではありふれた日常をデジカメで激写しまくっていた。
私の場合、初日にグーグルマップにない山奥まで一気に連れて行かれ、シルベスタースタローンのランボー1になってしまったのだが、今回のゲストはさすがにセブ市内のホテルへ滞在だ。
宿は日本人ツーリスト御用達なセブ市にあるウォーターフロントホテル。
アンバサダールームという豪華な部屋だ。
私のアテンド解説付きのセブツアーではブログ情報といちいちリンクしてしまう戦慄の展開となってしまう。
その臨場感をプラス方向で味わってもらえたら幸いだ。
夜の軽いお遊びも含め、全てが順調だと思っていた矢先、翌朝の朝食会場で衝撃的な事件が起きてしまった。
ウォーターフロントホテルの朝食はバイキング形式、和食等いくつかレストランを選べるのだが、たまたまバイキングを選んだ。
白米やチャーハンの隣に素敵なオプションがあった。
それはいかにも美味そうな褐色のカレーだ。
ホットポットの中のカレーにはひき肉が浮いており、きっと南国のキーマンカレーだ。
濃厚なカレーはまさに朝の脳を目覚めさせてくれるブレークファストにふさわしいアイテムだ。
イチロー選手も毎朝カレーを食っていたらしい。
彼はせっかくなのでチャーハンにカレーをかけて頂くことにした。
触感イメージ100%充電されたところで頂きます!
口へ含んだ瞬間トラウマになるほどの衝撃が走った。
何これ、チョコレート味!?
激甘チョコカレーなんてこの世に存在するのか?
食べ放題で残してはならないという家訓があるにも関わらず、さすがにそれは食べきれなかったらしい。
私はそれを聞いて、現場を検証しに行ってみた。
ブログネタありがとう!
宿泊客でない私は入口で係員に止められたが、英語がわからない無力なツーリストのフリをするのはもう慣れっ子だ。
強引に朝食会場へ突入し、調査開始した。
広い会場には数え切らない食材が並ぶ。
一体どこだ?
私はキーワードのチャーハンを探すことにした。
フィリピン人客はライス付近に群がっている。
そして、見つけた。
蓋を開けてみた。
確かにひき肉だと思えばそう見えなくもない。
しかし、懐かしい匂いがした。
フィリピン人が朝食に好んで食べるチャンプラードだ!
つまりチョコ味のお粥。
そして私が唯一食えないフィリピン料理だ。
こう想像すると分かりやすいが、ライスにチョコクリームをかけて食えるか?
彼が勘違いしたひき肉は一緒に煮込んであるライスの塊だった。
これをカレーだと思って口にすると流石にパタイ(人間の最後に訪れる儀式)ねる。
しかし、ライスの並びにこれがあると、基本的にカレーだと思ってしまうのも無理はない。
彼の行動に過失を問うのは酷すぎるだろう。。。
現場検証が終わったころ、パッツンパッツンに太ったチャイナ服の女がやってきた。
国を間違えている気がするが、今更どうでもいい。
「Oh carry rice♡」
ライスにガッツリかけてその場を立ち去った。
南無阿弥陀仏。。。
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