いまセブは急速に中国化している真っ最中である。
10年前の観光地やホテルの案内板は英語とハングルで書かれていたところが多かったが、現在のプライオリティーは完全に中国語になっている。
ニーズの高い中国語を必要とする外国人は大きく二分される。
大陸の中国人と台湾人。
それをどうやって見分けるのか、我々のような外部人には大変難しい。
以前、台湾料理店の女性店主に見わけ方を聞いてみたが、暫く考え込んで、中国語が違うとだけ答えた。
例えば大陸の中国人はRの強い反り舌音を使うらしい。
しかし、それは大陸の観光客と台湾の観光客、どちらも中国語を話す彼らならお互いわかるのだろうが、外国人に博多弁と長崎弁の違いがわからないように、日本人にとって中国語の微妙な違いは峻別基準とはならない。
声が大きいのが大陸人という説も聞いたが、日本人にとって台湾人の男性の声も衝撃的レベルで大きいのでそこでの判断は微妙だ。
大陸系は服装がダサい。
特にこれはなんとなく使えるかもしれない。
しかし、はっきりしていることはただ一つ。
台湾人のほうが100倍日本人に近い感覚であるということだ。
彼等も大陸の中国人とは違うという意識に溢れている。
そんな事実の元、日本では大陸の中国人がわざわざ台湾人と名乗っているという。
まるでコリアンが諸外国で日本人のフリをするのと全く同じだ。
一般のフィリピン人が東アジア人を見ると一括りにコリアンと思うように、中国語を話す人を見ればそれが台湾人であろうが香港の人であろうが全部ひとくくりにチャイニーズである。
顔や中国語の微妙な違いはさておき、大陸か台湾かを行動パターンで峻別するのがよいだろう。
大陸系はレストランで要求があれば、大胆にづかづかと調理場まで入って行く勢いだ。
フィリピン人の個人主義なんてカワイイものだろう。
セブで商売をする日本人は基本的に顧客は日本人ベース。
飲食店も日本人がフィリピン料理店で勝負するケースは基本的にない。
しかし例外は語学学校だ。
基本的に日本人経営の語学学校は当初コリアンが始めた語学学校のスタイルをそのまま踏襲し、日本人留学生に不都合のあった食事やインターネット速度、寮の個室を増やすなどマイナーカスタマイズで日本人へのアピールを行っていた。
しかし、マーケティングの都合上、多国籍化を目指す学校が台頭し、その結果留学生の半数が台湾人という結果になっている。
しかし、外国人枠のメジャーを占める台湾人とは別に大陸の中国人も増加傾向にある。
台湾人は今のところ学校または日本人留学生との間で大きな摩擦や問題をあまり起こさないようだが、大陸の中国人は学校が崩壊するような要求をしてくるケースが多く、学校経営者泣かせの存在だ。
たとえば、自分達が食べたいものが学校で出ない場合、日本人留学生なら外食で対応するが中国人は違う。
食材を勝手に買ってきて調理場に乗り込んでくるらしい。
そんなサービスは無いと断ると「幾ら払えば使えるのか」とかなり強引に自分の主張を通そうとするらしい。
大陸の中国人は見込み数からすれば物凄いうま味のある市場であるが、大きく受け入れてしまうと他国の生徒との生態系を壊し、果てには学校自体が崩壊するであろうと予見する経営者が多数だ。
そういえば、私をセブに連れてきた元カノTを気に入った中国人のビジネスマンが毎晩店に通い、ママにバーファインを申し出てきたことがあった。
もちろんそういうサービスは無いと断ったのだが、それでもかなり執拗に「じゃ幾ら払えばいいのだ」と粘られたという話だった。
そのあと中国人ビジネスマンと元カノTがオカニもらって××したかどうかは言及に及ばない。。。
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