パークモールの飲食店事情
食に対し保守的な傾向にあるフィリピン庶民層はなにかと行列を作りやすい。
つまり行動パターンや思考が同じというわけだ。
駐車場の空きスペースを探すのが結構大変な中規模ショッピングモール「パークモール」はうちから車で10分圏内ということもあり週末に繰り出す率が高い。
モトボサツをパークモールで見たという目撃情報が多いのも立地的な理由だ。
パークモールは完全に庶民仕様なつくりになっており、アヤラモールのような高級店はない。
1階の外側に面して飲食店がずらりと並ぶのだが、Jollibee、KFC、Mang inasal、chowkingなどお馴染みのフランチャイズの店は保守的な人々にピッタリ。
常に客がいい感じで入っているのだが、そんな中でもひときわバズっている店がある。
JOVEN’S Grill restaurant
この店はお馴染みのEAT ALL YOU CAN(食い放題)スタイルで曜日に関係なく325ペソ。
4~8歳の子供は160ペソなので子だくさんの家庭にはありがたい存在だ。
ちなみにAfternoon Buuffet160ペソというのは残ったものを食いつくしてもらうためのシステムで、本命じゃないフィリピーナを連れて行くにはちょうど良さそうだ。
ガランとしたすぐ隣のManila FOOD
外側の席に誰もいないスカッとした感じのManila FOOD。この差は一体なんなのだ?
JOVEN'Sの客の顔を見ていると、人間って腹いっぱい食うことが幸せなんだと分かる。
さて、前置きはこのくらいにしておき、店内を見てみよう。
店内の様子
まずLechon baboy(レチョン)がドンと横たわる。
これがないとセブのBuffetは成立しないのだ。
なぞのカリフォルニア巻。フィリピンの庶民はこれを本気で寿司だと思っている。
ちなみに真ん中の黄色い物体はウニとか卵ではなくマンゴ。。。
ブチャっとした食感で果てしなくキモい。
右に見える焼きそばみたいなものはパンシットカントンと呼ばれるフィリピン式焼きそばで、Buffetレストランではライス&レチョンと並び必須アイテム。
パンシットカントンの右側にある茶色いものはブタの角煮Humba(ホンバ)だ。
庶民料理の中では高級な部類に入るので325ペソのBuffetで普段の欲求不満を晴すのだ。
私は長崎出身なのでブタの角煮に対してはちょいとうるさいのだが、フィリピンの角煮は長崎に比べ少し硬くてゴワっとしている。
それと骨が入っている場合が多いので、かぶりつけないのが悔しい。
秘密兵器「シーフード」
実はこの店の人気の秘密はこのホタテ料理だ。
これがあるか無いかで集客が左右されると言っても過言ではない。
単価の高いシーフードを食わせないために入口にレチョンを置いている店側の意図が透けて見えるようだ。
レトロなデザートコーナー
昭和の誕生ケーキを彷彿させる甘くてどっかりと重いバタークリームベースだ。
フィリピンではまだまだ生クリームのフワっとしたライトテイストなスイーツが少ない。
まとめ
基本的に食べ放題は客が群れるのだが、採算を考えずにやる店が多くてすぐにつぶれるのがセブの特徴だ。
この店はすっかり市民権を得、週末の家族団らんの場として取り入れられている。
ライスを沢山食わせるのが庶民層フィリピン人をターゲットにしたビジネスの基本だが、最近はシーフードで差別化を図る時代に入ってきている。
日本人にとってはB級グルメ過ぎる内容だが、一般のフィリピン人を連れて行くには喜ばれるはず。
モトボサツおすすめ店としてランクイン。
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