セブ島の吉野家
フィリピンの庶民を相手に飲食店をするならライス食い放題はキラーアイテムだ。
行列の出来る店は大概ライス食べ放題。
この辺は小学生でも思いつくことなのだが、開店以来閑古鳥が鳴き続けるセブの吉野家がついに最終手段に出た。
ライス食い放題
セブ島の吉野家といえばSMシーサイド店が早々に撤退し、現存するのはロビンソンサイバーゲート店とSMシティ店のみ。
とくにSMシティ店は大人気店のMang Inasalの隣にあり、そのコントラストが非常に痛々しい。
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フィリピン人が吉野家に行かない理由
- ライストッピング(丼ぶり)が魅力的ではない
- チキン&ライス中毒
- 日本の吉野家に比べて不味すぎ
フィリピン人が南国気質の怠け者であると言われる所以に繋がるのだが、いつもと違うことをするのが大嫌い。
変化を嫌う保守的なマインドはこと食に対して顕著に表れる。
ライストッピングと呼ばれる丼ぶり系ははっきり言って不人気。
それ自体が食事として確立している感が薄いのは、フィリピン人のライスに対するこだわりから来ているのだろう。
スープをライスの上からジャブジャブかけて猫まんまみたいにしてグチャグチャにして食べる人たちなのに、ライストッピングはダメなのだ。
この辺の調査はまた別の機会を設けてじっくり行いたい。
あと、日本では吉野家は好きで月に何度かフラリと立ち寄っていたのだが、セブ島では全く行かない。
2度ほどいってありえないほど不味かったのだ。
ライスはお粥の一歩手前で、ラーメンの麺はまるで粘土細工。
セブの日本人同士で「吉野家行こうぜ」という話にならないのも吉野家自体のクオリティに問題があるのだ。
撤退の予兆
まったく客が増えている様子が見られない。
いくらライスが好きな人たちと言えども、ライスだけじゃダメだということがこの実験の結果分かった。
撤退する前の予兆として苦し紛れの方策として「ライス」に走る。
たとえばアヤラのフードコートにあったArmy Naviというバーガーショップは最初はアメリカンなプライドを掲げてインターナショナルな値段の高級バーガーで勝負していたが、やはりジョリビーには勝てず遂にライスメニューに走り、最後は消えた。
吉野家が隣のMang Inasalに媚びてライス食べ放題に走ってしまったのも撤退の予兆と感じてならない。
そのうち焼き鳥とかメニューに入ると完全にアウトだろう。
まるで博打のような飲食ビジネスは当たると思ったことが大外れし、適当にやってみたのが大当たりする不思議な世界。
個人的にはタイで流行っている大戸屋がフィリピンに入ってくると嬉しい。
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