500戸消失
2019年6月27日未明に発生したマンダウエ市バランガイティポロ大火事で多くの人が焼け出された。
ここはサンミゲルビール工場からパークモールへ抜ける道沿いにあった一種のスラム街だった。
消防署が発表している出火の原因は携帯の過充電で発火し衣類に燃え移ったということだが、非科学的なフィリピンで一体どうやって全てが焼失した後に原因を特定できたのだろうか?
スラムが燃えるたびに立ち退き促進の火付けという噂が絶えない。
住民はどこへ?
現場からほど近いマンダウエ市のコンベンションセンター跡地が避難所として開放された。
まとめ
避難所に行くと分かるのだが、そこに悲壮感は全く見られない。
もともとの生活レベルが避難所以下という環境で、すぐ隣に異臭放つトイレ兼ゴミ箱代わりのドブ川がある。
かえって新しい避難所の方が清潔で快適そうにさえ見える。
その皮肉さはフィリピン全体に言えることで、例えば日本人のボランティア団体が必ず行きたがるセブのタランバン地区にある某孤児院でも同じことだ。
孤児院の中の子供達の方が付近の一般庶民の子供達よりも格段に快適で質の高い生活をしているという皮肉に気づいてしまう。
火事で焼け出された人々といえば、悲劇的で悲壮感でいっぱいのイメージだが、フィリピンの場合、かってこちらが元気を貰ってしまうような元気な避難所生活。
私の座右の銘でもある「失う物がない人が一番強い」と思える瞬間だ。
寄付受付中!
Barangay Tipolo
電話番号:(032) 345 4200
フィリピンの場合、役所へ寄付を持って行くとそれが被災者へきちんと渡るかどうか不安だ。
避難所の寄付集積所へ直接持ち込んだ方が良い気がする。
避難所はマンダウエ市のパークモールのすぐ側。
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