自己顕示欲の具現化「公共カラオケ」
フィリピン人は世界トップクラスのカラオケ好きだ。
自己否定の権化「ニッポン」からすると羨ましいほど自己顕示欲に満ち溢れるナルシストな国では常に自分をアピールしたくて仕方がない。
ローカルシッピングモールのフードコートやゲームセンターに設置されたカラオケ装置では公共の場にも関わらず自由参加の歌合戦が常時開催される。
自動的にそこにいる群衆が全てオーディエンスというわけだ。
家電売り場のベストセラーは今も昔もカラオケ装置。
売り場のスタッフのメインの仕事は歌うこと!
一日中マイクを持って買い物客に聞かせる仕事は大人気だ。
先日、SMシティセブのB1で素晴らしい歌声が聞こえてきた。
これはきっと相当な美女が歌っているに違いないと想像が働き、実際現場へ見に行ってみると。。。
素晴らしい歌声が聞こえて来た。きっと相当の美女だと勝手に想像してしまい現場へ行ってみたら。。。 pic.twitter.com/JmweaE7pYZ
— モトボサツ (@motobosa02) July 13, 2019
ついにグラブカラオケ登場
今やフィリピンの生活に欠かせないものとなっているGrabアプリ。
評判の悪いタクシーの裏をついて「高級、ボラない」をモットーに安心して車に乗れるサービスを提供している。
朝夕の通勤時や渋滞状況などで料金が吊り上がるというしたたかな面もあるが、やはりGrabは安心のサービスだ。
日本ではまずありえないサービスが登場した。
歌えるGrab Car
You might have heard of the Grab Karaoke but have you met the man behind it? Here’s Raymond Ng Yu, a retired ER nurse who now finds joy in connecting with people as a Grab driver.
Visit https://t.co/Sl0A0Ne9Ic to read more on his story and other inspiring stories from SEA. pic.twitter.com/m3Ah51P9n6
— Grab Philippines (@grabph) March 25, 2019
Raymond Ng YuさんはGrab carオーナーとして初のカラオケサービスを追加し、話題になっている。
私は家で歌うのが好きです。特に休みの日は歌うのが好きですが、子供たちが最近仕事を始めてから夜勤になったので、家で歌うのをやめました。そこで私はカラオケシステムをグラブカーに移すことにしました。私はそれを私の乗客にも提供し始めました、そして、彼らは本当に歌うことを楽しんで、私のためにツイッターに良いレビューさえ書きました。」- Raymond Ng Yu、フィリピン
元ERナースを引退しGrabドライバーをしながら余生を過ごしているこの人の乗客に喜んでもらおうとする姿勢に賛同したい。
フィリピンのマニラやセブの都市部で交通渋滞が深刻化し、歩いた方が絶対早い状況が続いている。
そんな中で乗客のストレスを緩和するにはカラオケが有効である。
そのうちカラオケGrabサービスのチョイスが正式に導入されるのかもしれない。
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