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【面白い】セブ島で分ったKFCカーネルおじさんの闇

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うちの近所にコールセンタービルがあるのだが、そのコールセンターワーカーを目当てに24時間営業のファーストフードが立ち並ぶ。

本ブログでたびたび登場するジョリビーはその代表選手で、その他バーガーキング、Greenwich(グリニッジ)、KFCが結集している。

日本語でファーストフードと言ったりするけれど英語では「fast food(ファスト)速い」で「first food(ファースト)上等」ではない。

フィリピンでは「fast food」というカテゴリーの店でもかなり出てくるのが遅く、まるで銀行のように番号札を渡されて20分ほど待たされることが多い。

そんな名ばかりのインチキFast foodでは接客態度もCマイナスで、フィリピン慣れしてない一般の日本人客はイライラして二度とくるかボケとなるはずだ。

しかし!!

そんなフ〇ッキンfast foodの中でも私が頻繁に利用するのがKFC。

質の悪い油で揚げたチキンなんて体に悪いのは百も承知だが、まるで通い慣れた居酒屋のように心が落ち着く。

いつも客でごったがえしているジョリビーに比べ閑散としている。

店内は無駄に広く、レジの前ではズンバ大会でも出来そうな感じだ。

なぜか客が少ないKFC

一般的にフィリピンの飲食店のサービスは底辺で、客をもてなすという意識が全くないのが普通だが、KFCはスタッフトレーニングとマニュアルが効いているようで、他のファーストフードと明らかに一線を画す。

以前、私より後から来たくせに横入りして来たフィリピン人をスタッフの女性が制し、私の順番を先にしてくれたのは一生忘れないだろう。

気分的にも環境的にもついついKFCに足が向いてしまう。

ここ1年ほど、カワイイちゃんは体操教室へ通い始め、家に戻ってくるのが午後8時頃になるので、お互い外食で済ませるようなスタイルが定着している。

先日、またKFCへ行ってしまった。

いつも体に悪いチキンを食べながら壁にかけてあるカーネルおじさんを眺める。

カーネルおじさんの写真を見ながら食うと2倍美味い?

カーネルサンダースは本名じゃない?

白服着たKFCのキャラのおじさんというかお爺さんのことをカーネルおじさんまたはカーネルサンダースさんという名前で認識している日本人は多いだろう。

イメージとしては、優しい苦労人といった感じだ。

体に悪いチキンを食べながら壁の写真を眺めていると彼の事をもっと調べたくなった。

すると、私の彼に対するイメージが一変するような内容が分かった。

彼の本名は「ハーランド・デーヴィッド・サンダース」でカーネル・サンダースではない。

「カーネル」(Colonel)は名前でも、軍の階級(大佐)でもなく、ケンタッキー州に貢献した人に与えられる「ケンタッキー・カーネル」という名誉称号(名誉大佐)である wikiより抜粋

つまり、カーネルおじさんは沢山いるのだ。

有名なカーネルおじさん達

ウエイトレスに手を出すゲス野郎

例えば、カーネル・サンダースは、かなりの短気だった。

・若い頃から手が出て、すぐに取っ組み合いのけんかなった。
・自分の言ったことを守らない従業員は即座にクビにした。
・何かとすぐに怒り、顔を真っ赤にして激キレ状態になった。

そして彼の口癖が意外にも外道。

・dadgummit(ほっときやがれ)
・daggone(くそくらえ)
・dammit(くそ。うるせえ)
・damned thing(この役立たず)
・hell(馬鹿やろう)
・son of a bitch(プータンイナモ)

なんだか言動がフィリピンの某大統領と重なるのは私だけだろうか?

KFCの前身となるレストランを経営していた時のウエイトレスと不倫をし、最初の奥さんと離婚しているのだ。

最初の奥さんは、サンダースが18歳のときに結婚をし、その後の彼の人生が好調な時もピンチのときも、支えてくれた人だったそうだ。

まとめ

バイオグラフィーを読むと幼い頃から貧しく、苦労しながら職を転々としているイメージがあるが、貧しさと転職は関連性が薄いのではないか?

ペンキ塗り、農場、路面電車の車掌、軍隊、鍛冶屋見習い、機関士、弁護士実習生、保線作業員、プルデンシャル生命の保険営業、フェリー運行会社の経営、商工会議所の秘書、部品製造会社経営、ミシュラン・タイヤ営業、ガソリンスタンド経営、レストラン経営。

まるで私のようにすべての経歴に関連性がなく、キャリアが積みあがっていない。

日本の社会では転職の数が多いのは協調性のないダメ人間という評価がなされる。

しかし、そんな日本社会の習わしなどどうでもいいのだ。

私が考えるのは、転職の数は自己愛の証。

つまり、自己愛こそが事業を遂行するための執念へと繋がり、我儘さこそが事業家としての必須事項だと考える。

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我儘で女好きで口汚い自分勝手な爺さんが、自分がこだわるチキンへの未練を捨てきれず、70歳近い年齢にも関わらず、1000回以上も断られながらFC加入を営業し続けた。

やり方が泥臭いが、これこそがロック魂にも通じるビジネスマンの鏡だと感じる。

そう思えばますますKFCに行く楽しみが増えた。

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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