バコロド

日本人を殆ど見かけない西ネグロス州「バコロド市」ってどんな街?

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バコロド市へ短期滞在するのも今回で4回目。

セブとバコロドの客観的違いもいくつか見えてきたころだ。

今回はセブと比較しながらバコロドの特徴とそのポテンシャルをいくつか列挙してみたいと思う。

日が沈む謎のネグロスオキシデンタル

ネグロス島全体の面積は12793㎡でセブ島の4468㎡に比べて2.8倍、沖縄本島と比べると10倍の広さがある。

1890年、スペインにより東西に分けられ、東はネグロスオリエンタル、西はネグロスオキシデンタルという名前が付けられた。

オキシデンタルと聞けば一瞬ガムと歯医者が合体したような名前だが、スペイン語で「日が沈む側」という意味である。

ちなみに、東側のオリエンタルは日が昇る側という名前の由来がとても分かりやすい。

日本語で発信されているネグロス島の情報の殆どは東ネグロス州の州都ドマゲティとシリマン大学に関するものが多く、西ネグロス州に関する情報はあまり多く見られない。

つまり、ネグロスオキシデンタルは日本人にとって謎の地域なのだ。

日本人を見かけない

セブの場合、2012年を境に日本人を多く見かけるようになった。

そのきっかけはフィリピン セブ島語学留学

急速に日本人にとって「セブ島語学留学」というカテゴリーが確立され、語学学校を卒業後に引き続きセブへ住み、現地採用として働く30代以下の若い日本人が圧倒的に増えている。

一方、バコロドでは今のところ殆ど日本人を見かけない。

つまり、わざわざセブを飛び越えて謎の西ネグロス州へやってくる理由がないのだ。

2011年の情報ではバコロド在住の邦人数は108人と出ている。

バコロドの語学学校

日本人を呼ぶ最大のきかっけは語学留学なのだが、一応バコロドにもチラホラと語学学校がある。

私の知人でもわざわざバコロドの語学学校へ留学経験のある人がいるのだが、なぜ場末なバコロドを選んだのかと言えば決まって皆さんこういう。

モト先輩
セブだと遊んでしまうからな

真面目な留学生はバコロドを選ぶのだ。

確かに、セブ留学の場合、楽しすぎて異国のアバンチュールをディープに楽しんでしまい、終いにはプライベートな部分に異変を感じてジャパニーズヘルプデスクのお世話になってしまうの留学生も後をたたない。

インフラ状況

道路事情

平日にも関わらずロードトリップ感が楽しめる幹線道路

道路の広さと路面クオリティはセブと比較すると圧倒的にバコロドに軍配が上がる。

私の知る限りでは市街地の渋滞もセブほど苛酷ではなく、また道路の広さに余裕があるので目の前を走るジプニーやトライシクルが突然止まっても回避しやすい。

郊外へ延びる道路がハイウェイと呼ぶにふさわしいレベルで、移動が非常に快適だ。

交通整理のCITOMも赤いユニフォームが新鮮。

単に隣の芝は赤いだけなのかもしれないが、セブよりも若い女性の活躍が目立つ。

インターネット

世界的に見ても底辺と言われるフィリピンだが、バコロドもセブと同じくらいネット環境はひどい。

WIFIスポットでネット接続しても、スピードテストの結果は平均1.5メガ前後が多い。

とくにフィリピンの独占企業の代名詞としても登場するPLDTの支配感がセブよりも強く、傘下であるSmartのコマーシャルが目立ち、実際Smartユーザーが多い印象だ。

市民の気質

セブ市内に生息するフィリピン人のイメージは男女問わず野性的なギラギラ感があり、一方バコロド市のフィリピン人はなんだかおっとりしている感じを受ける。

それは言葉の違いから生ずる印象が作っている差が大きいだろう。

マニラではビサヤの男は「マティガス ナ ディラ(舌が固い)」だからマサラップと言われ、発音も濁音が多く荒々しいイメージだ。

一方、バコロドで話されるイロンゴ語は「マランビン(優雅)」が特徴と言われ、人間性もしなやかな印象を与えやすい。

そして、先日発見したピザショップ内の貼り紙が凄い。

これは常識感がセブよりも日本に近い証拠だと感じている。

まとめ

サトウキビ畑だらけのイメージが強いバコロドだが、その分広大な土地というポテンシャルがあり、また都市に計画性を感じる。

また人々のマインドが合理的な気がする。

たとえば、ダウンタウンにあるフィットネスジムとマッチョダンサーステージが同じ建物の中にある。

 

https://twitter.com/motobosa02/status/1187960506746695683?s=19

国立病院と葬儀場が隣り合わせ。

とても合理的なセッティング

バランガイと呼ばれる自治区は1番から順番に番号で整理され、セブのように賄賂を貰って訴えられている政治家が簡単に再当選するシンシティ度は低い。

日本人が少ないので日本人相手の商売は望めないが、本質的に海外チャレンジしたい人にとっては魅力的な都市であろう。

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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