恐れていたことが現実に
2019年11月22日、ロサンゼルス国際空港発マニラ行きのフィリピン航空PR113便(ボーイング777-330E)は乗客342名を乗せ現地時間11時45分出発し、エンジン火災により15分後にロサンゼルス国際空港へ戻って来た。
乗客によるビデオ
大混乱した旅行者には食事とホテルの宿泊が与えられた。
通常はジョリビーかカップラーメンが配られて手仕舞いとなるのだが、今回は流石にゴージャスな扱いとなったようだ。
エンジン火災の原因は明らかになっていないが、フィリピン航空は飛行機の「技術的欠陥」を非難している。
フィリピンあるあるな「私のせいじゃない」マインド発動!
しかし、普段フィリピンで生活していると痛感するのだメンテという概念がそもそもないような気がする。
かつてセブの古いビルで乗っていたエレベーターが10m以上落下した時の経験がトラウマになり、エレベーターに乗るときはまずメーカーを確認する癖がついてしまった。
それがもし三菱のエレベーターと書いてあってもきちんと整備をしていなかったらと思うと更なる恐怖を覚えてしまう。
祈るような気持ちでエレベーターの中で固まっているのだ。
自働車の車検も無い国では当然のように整備不良のジプニーやトラックが乗りっぱなしで黒鉛を吐きながら走っている。
幾ら一流のマシーンを海外から導入してもその後のメンテ不足で急速にパフォーマンスが落ちて行くというフィリピンスパイラル。
飛行機だけが例外とは思えない。。。
私は30歳の頃から突然高所恐怖症になった。
名古屋に住んでいたときに元妻と観覧車に乗ったことがあるのだが、名古屋港が眼下に広がるてっぺん付近でとてつもない恐怖感に襲われ、その後典型的な高所恐怖症のパニックに襲われるようになってしまったのだ。
マンションの非常階段はアウト。
セブだとマルコポーロホテルのラウンジへ直行するガラス張りのエレベーターは罰ゲーム以上の地獄だ。
飛行機も当然上空から外を見た途端にパニくってしまうので出来るだけ通路側の席に座っている。
個人的に心配なのはガス欠
飛行機に乗った時に不安が脳裏をよぎるのはガス欠。
フィリピンではガソリンを途中で満タンにするという習慣がなく、ガス欠で止まってからガソリンタンクが空になっていることに気が付く人が多い。
昔、セブの南にあるタリサイ市の知人宅に遊びに行き、当時住んでいたダウンタウンへ車で送ってもらったことがあったのだが、今のSMシーサイド付近でガス欠でストップ。
荒野の真ん中に立ちすくみ、ヒッチハイクしようと1時間ほど必死で手を挙げ続けやっと止まってくれた親切な車の人がいたが、それも途中でガス欠。。。
まるでお笑い劇場のような状況なのだ。
そんな理由でフィリピン系の飛行機に乗るときは絶対に生命保険に加入しておいた方が安心だ。
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