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ジェニーの家に招かれて
前回のあらすじ
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魔宮の女|ローカルバー「ケレイ」で出会った見栄っ張りなジェニー
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最寄りのローカルバー「ケレイ」で出会ったジェニーはフィリピンではめずらしくA型だった。
「ケレイ」は表向きはミュージックレストラン&バーという店だが、中身はルールのないビキニバー。
ただ、さすがローカル向けの店ということもあり、飲んで歌っても500ペソを超えた記憶はない。
そして、GROをバーファインするシステムもないので、純粋な男と女の異種格闘技戦となる。
ジェニーが休みの日に一緒に食事をした後、家に誘われ、またしてもノコノコと付いて行ったのだった。
パシッグ市のはずれにある彼女の住まいは想定以上に立派だった。
通常KTVやローカルバーで働くGROは貧困層のシングルマザーが多く、家も物置に近い状態で、部屋の中は薄暗く、もちろんエアコンもなければ地球がトイレというスタイルが多い。
しかし、彼女の住まいはおそらく家賃1万ペソ程度はしそうな小綺麗なアパートで、さらにフーリーファーニッシュ(家具、家電つき)だった。
彼女をサポートしているパトロンがいるのは歴然としている。
ジェニーの自己申告によれば、娘の父親は中華系のオカニモチ(金持ち)で、ジェニーが妊娠してから捨てられたらしい。
とはいえ、アパートを1年間先払いして借りているだけもフィリピンではかなりマトモな男だと言える。
3歳の娘が一人いるのだが、難病を患っているらしい。
エアコンを24時間稼働させていないと娘の症状に良くないというが、電気代は1ヵ月で軽く1万ペソを超えるだろう。
寝ていた3歳の娘がムクリと目を覚ました。
ジェニーには全く似ていないが、フィリピン人とは思えない程色が白く幼児モデル並みに可愛らしい顔をしている。
父親はさぞグワポ(男前)だったに違いない。
ジェニーはミンドロ島の出身らしく、一緒に住んでいるヤヤも同じ島の人らしい。
ジェニー(23歳)はミンドロ島出身だった
マップの赤い部分
マップのオレンジ色は私の住むセブ島 pic.twitter.com/Wg4u4SZIR3— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) May 27, 2020
ヤヤの年齢はジェニーと同じで23歳。
ちなみに、これは私の私見だが、フィリピーナの頂点は23歳。
それを過ぎると劣化していき、30歳になると立派なオバサンの風格が出ている。
フィリピン庶民の平均寿命を考えると23歳位が若さの頂点というのも妙に納得のできる話だ。
ところで、ジェニーが故郷のミンドロ島から連れて来たヤヤは黒人の一歩手前な程色が黒かった。
私は一般の日本人の趣味とは異なりフィリピーナは黒さが魅力だと思っている。
「あんたまるでインド人みたいだね」は私にとって最高の誉め言葉だが、白くなりたい彼女たちにとっては大迷惑だろう。
ヤヤの尻はジェニー以上にプリっとしており部屋の中を短パンで歩き回る姿が気になって仕方が無かった。
ふと疑問が湧きあがった。
「GROと呼ばないで!」
彼女は大層プライドを傷つけられたようだった。
仕方なくやっている仕事にプロ意識はないようだ。
「アパート代は彼が全部払ったけど、生活費や娘の医療費及び電気代は自分で稼がなければならないのよ」
それを鵜呑みにするほどアホではないが、彼女が日本へ行きたがっているのだけは知っていた。
夜はヤヤがアンパラヤとチキンアドボを作ってくれたのだが、料理の味はなかなかの物だった。
ミンドロ島のイメージが急にアップした。
ジェニーの家に立派なテレビがあったが珍しくカラオケがなかった。
ソファーに腰を下ろしてテレビを観ていると一瞬家族みたいな錯覚に陥った。
日本で生き別れた娘の事を思い出した。
自分も普通なら今頃こんな感じで娘がいて同じ空間で家族団欒の中過ごしていたのかもしれない。。。
顔には出さなかったが、泣き出しそうに切なくなった。
3歳の娘は私が持っていた扇子に興味を抱き玩具にして遊び始めた。
開き方が分からないので無理やり横に広げようとして壊れそうになったので取り上げた。
「バローラン(借りてるだけでしょ)」
ジェニーは険しい顔で私の扇子を娘に渡すように言った。
子供を甘やかす身勝手なフィリピーナらしさ全開の瞬間だ。
ヤヤ部屋は別にあり、食事が終わるとプリプリさせながら自室へ戻った。
夜10時を過ぎても子供はなかなか寝ない。
ジェニーの子供だけではなくいつまでも子供を夜更かしさせるのがフィリピンの文化なのだ。
そして12時を過ぎたころようやく子供が寝付いた。
エアコンは相変わらず18度設定のフル回転だ。
寝室にあるキングサイズのベッドは小柄なジェニーと3歳の娘にとって十分な広さに思えた。
まるで家族のように川の字になって私もベッドへ転がった。
今夜はどうなるのだろうか?
子供が普通に寝てるし。。。
店の中で聞くジェニーの歌はかなり上手かったので絶対に床上手だと確信があった。
するとジェニーの方からこちらへすり寄ってきた。
日本人のパトロン候補を逃がしてたまるかと一瞬顔に書いてあるようだった。
ジェニーの唇に挨拶代わりのキスをしてみたが、彼女の肌を唇を含め全体的にカサカサしていた。
しかし、中華系の血が入っているのか、彼女のトトイは想定外に大きかった。
年中貧乳まつりのフィリピンではジェニーは貴重な存在なのだ。
ここで衝撃的な出来事が起きた。
ジェニーは枕の下からラテックス製のアイテムを取り出し私に無言で渡した。
フィリピンで女性側からそれをリクエストされたのは初めてだった。
ただ、私のトマホークには少々小さく、完全に装着するまでに多少手間取ってしまった。
ジェニーから渡されたラテックス製の防護服の上からジェニーはトマホークへ奉仕をしてくれた。
それが想定外に上手く、今までに経験したことがないリズム感に圧倒され、不覚にもそのまま終わってしまいそうになり、慌てて惑星の名前を頭の中で唱えながら意識を別の世界へ持って行った。
すこしナメていたが、ジェニーは間違いなく手練れのメスライオンだ。
そして、私とジェニーは遂に一つになった。
しかし気になるのは同じベッドですやすやと寝ている3歳児だ。
こちらが動くと隣で寝ている子供がユサユサ揺れるのだ。
またジェニーの声がフィリピーナにしては珍しく声がでかい。
安心して寝ている3歳児に大変申し訳ない気持ちが芽生えてしまった。
ジェニーが上になった時に私の顔は3歳児と30センチ以内の距離となり、ふいに子供が寝言のような声を小さく発した。
もしここでパチっと目を覚まされたら俺の方がトラウマになってしまいそうな瞬間だ。
しかし、そんな心配をよそに天性のセンスを持ったジェニーの腰の動き私のトマホークは負けてしまいそのまま果ててしまった。。。
翌朝ヤヤと目があったが、なんとなく昨夜の濡れ場を知っているような気がした。
朝から甘ったるい砂糖とミルク入りのネスカフェを飲みながら近所で買って来たパンデサルを流し込む。
これもマニラでの思い出深いワンシーンだ。
つづく
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